エンターテインメント・ウェブマガジン
波乱の人生を歩む直虎(柴咲コウ)を幼い頃から見守ってきた母・祐椿尼(財前直見)が、井伊谷の人々に見守られながらこの世を去った。若い万千代(菅田将暉)や万福(井之脇海)が徳川家康(阿部サダヲ)の下で活躍する一方、これまで直虎を支えてきた人物が1人また1人と姿を消し、物語はラストスパートに突入しつつある。終盤を迎えた今、主演の柴咲に改めてこれまでを振り返ってもらった。
城主の頃は、頑張った方がいい役だった、そのためだと思います。自分のことをよく“スネ夫タイプ”と言っているのですが、私は本来、リーダーシップを取るような人間ではありません。だから、素質はないけど、頑張ってリーダーをやらなければいけない直虎という人物に、そういう性格的なものがうまく生かされたのかなと。その分、城主を降りた後、気楽になったことは確かですし、土にまみれた農民の格好も安心感があって、ニュートラルでいられます。その一方で、近藤(康用/橋本じゅん)さんにうまいことを吹き込んで材木を調達させたりするあたりは、本来の自分の性格に近いので、よりそういうふうに見えるのかもしれません。
本当は戦いたくないのに、なぜ戦(いくさ)が起きるのだろうという思いを抱えたまま、城主の座にいなければならない。ずっとそういう矛盾を抱えながら生きてきたので、やっと解放されるという安堵感があったのだと思います。スポーツ選手に似ているという意味では、戦わなくても済むというホッとした気持ちの一方で、ちょっとしたむなしさみたいなものも感じていたのではないでしょうか。
南渓和尚(小林薫)が「片方の翼」と呼ぶほどかけがえのない存在だった政次(高橋一生)を失って、弱っていた時期を支えてくれたのが龍雲丸でした。さらに直虎から見れば、龍雲丸には何ものにも縛られない風のような自由さがある。土地を愛し、その土地に根付いて生きている自分にはない部分に引かれたんだと思います。
その土地に暮らす人々への愛があったからでしょう。もし、一緒に行くことができれば、別の土地で新しく作物を作ってやっていける人だとは思います。ただ、その土地に根付いている人たちを愛し、そのことに責任を持って生きている人だから、それがなくなると自分の支えも失ってしまうに違いありません。私自身とは全く違いますが…。私はどちらかというと一カ所に止まれないタイプで、引っ越しばかりしているので(笑)。
映画2025年4月3日
突然町に現れ、いわくつきの物件でバーを開店した白髪の女性と町の人々との不思議な交流を描いたファンタジー映画『アンジーのBARで逢いましょう』が4月4日から全国公開される。本作で主人公のアンジーを演じた草笛光子に話を聞いた。 -まず、出演に … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年4月2日
田中圭を主演に迎え、若村麻由美、門脇麦、高畑淳子ら豪華共演者で贈る舞台「陽気な幽霊」が5月3日から開幕する。本作は、20世紀を代表する劇作家ノエル・カワードによるウェルメイド・コメディー。1945年にはデヴィッド・リーン監督により映画化も … 続きを読む
ドラマ2025年4月1日
3月31日から放送スタートしたNHKの連続テレビ小説「あんぱん」。『アンパンマン』を生み出したやなせたかしと妻・暢の夫婦をモデルに、何者でもなかった朝田のぶと柳井嵩(北村匠海)の2人が、数々の荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現した『 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年4月1日
坂本昌行と増田貴久をはじめとした豪華キャストが出演するミュージカル「ホリデイ・イン」が4月1日から開幕する。本作は、1942年に公開された映画『Holiday Inn』(邦題『スウィング・ホテル』)をもとに舞台化されたミュージカル作品。「 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年3月29日
2024年5月にスタートした、吉田鋼太郎が芸術監督を務める【彩の国シェイクスピア・シリーズ2nd】。待望の二作目となる「マクベス」が、藤原竜也を主演に迎え、5月8日から上演される。藤原に初めて挑む「マクベス」への思いや吉田とのクリエイトに … 続きを読む