「ドリームボーイズJET」囲み取材詳報 玉森「1カ月乗り越えていけたら」

2013年9月13日 / 08:35

――宮田くんも専門用語がたくさん?

宮田 そうなんです。僕はエンジニアの役なので、ちょっと分からないところは自分で調べたり、それでも理解できなかったら、いろんな方に聞いたりして。マッチさんもいろいろ教えてくださったので、自分の頭の中ではちゃんと理解できてせりふを言えてるな、というのはありますね。

――マッチさんからOKは出ましたか?

近藤 もちろん舞台上のせりふも「こうした方がいいかな」ってアイデアは出させてもらいましたけれども、それよりも自分が経験してきたレースの本当の怖さみたいなものを話しましたね。リハーサルの最中に、「実はレースってこうこうこうで、こんな怖さがあったんだぞ」という話をすると、3人が「えー、そうなんですか!?」って言ってたので、緊張感がうまく伝わってくるんじゃないかと。教えたのはせりふだけじゃなくて、レースの現場のピリピリした緊張感。

――実際にレースを見に来いよ、なんて話もありましたけど、どうなりましたか?

近藤 いやもう(キスマイが)忙しくて。僕はもうリハーサルが終わったら家帰って風呂入ってビール飲むだけだけど、(キスマイは)「今日はドラマのナイトシーンです」みたいなね。僕の本当に忙しかった時期を思い出しますよ。

――では、後輩たちの頑張りというのは…。

近藤 まあ、今やっぱり苦しんでもらわないとね。あの当時僕も本当にスケジュールで苦しみましたしね。まあここを乗り越えると、少し自分のペースでね、お仕事ができるようになるんじゃないのかなと。まあ今はちょっと大変だと思いますけどね。

玉森・千賀・宮田 頑張ります!

――千賀さんはどうですか?

千賀 はい、今回トップレーサーの役なんですけど、さっきマッチさんがおっしゃった通りレースの怖さをリアルに意識したいなということで、ピリピリした感じとか、レースが始まったら生死を問うスポーツなので、そういうところを意識して役作りをしたというか。すごい難しかったんですけど、いろんなアドバイスをマッチさんに頂いて。

――一番心に残っているアドバイスって何ですか?

千賀 「こういうときはこうやってやるんだ」とかいろいろあって、その中で1個、ヘルメットをかぶるときの、ここにカチャッて着けるのがあるんですけど、「そこを持って、かぶって、着けて、その後に1回上げるんだ。そしてみんなとハイタッチをして、そこで『今からレースをスタートするぞ』っていう気持ちをつくってから、下げてスタートする」という、そういうレースの中での流れみたいなことについて、マッチさんからアドバイスをもらいました。

――細かいところまでマッチさんのこだわりがあるんですね。

近藤 いや、やっぱりレースを、来てくれたお客さんにもっと身近に感じてほしいし、レースのスリルだとか楽しさだとか、そういうものを分かってもらいたいんでね。だから本当に彼らには細かく…。帝劇の美術さんも本当にすごい人ばっかりで、あの車をああやって動かしちゃうし、タイヤも作っちゃうしね。ヘッドホンの色なんかも、2台とも同じ色だったので、僕が「チームごとに色違うから」って言って変えてもらったりとか、全部リクエストに応えてくれて。本当にいいステージになりますね。


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