上島竜兵が5年ぶりに“最低な男”を演じる 映画『上島ジェーンビヨンド』が公開

2014年4月18日 / 14:33

(左から)肥後克広、上島竜兵、野呂佳代

-前作からの5年間の中でサーフィンをする機会はあったんですか。

上島 ないですね。『上島ジェーン』の話をもらったときに「泳げないしサーフィンにも興味がないから」と言ったら監督が「それでいい。海に入るシーンも撮るつもりはない」と。そういう条件で出演しました。今回は「できるできないにかかわらず、ちょっと努力してもらいます」と言われまして、海に入りました。

-肥後さんは沖縄出身なので海は身近な存在ですよね。撮影は楽しめましたか。

肥後 上島のように泳げないとか海に対する恐怖心はないのですが、運動神経がなくてスポーツが何もできないので、サーフィンなんてできるわけがないだろうと思いながら撮影に入りました。でも地元のサーファーの方が本当に一からちゃんと教えてくれて、一発目からいけそうな空気が流れてすごく楽しかったです。

上島 メンバーが良かったよね。プロのサーファーの方も地元の人も優しくて。海を知り尽くしている人たちが至れり尽くせりで教えてくれたので、そこは良かった。

肥後 サーファーの方もスクールの先生をやっている人だから、教え方もうまいんです。上島が映画の冒頭で言う「地球を感じる」というセリフはこういうことかと思いました。「波は一期一会だ」とか。いろんなことを感じました。

-劇中に登場するアイドルユニット九十九里ッターズ(野呂、安藤あいか、結城リナ、AD宮田)の4人の絆はいかがでしたか。

野呂 センターをADの宮田さんに取られてしまいましたが、みんな大人なので小競り合いや意地悪はなかったです。素直に受け入れました。

肥後 (野呂以外の)3人は仲良かったよ。おまえだけだよ(笑)。

-4人が歌う「波の数だけ I need you」はレコーディングしてサウンドトラックにも入っているそうですね。九十九里ッターズの今後についての構想などはあるんでしょうか。ご当地アイドルは世間でも人気ですよね。

野呂 ご当地アイドルといっても、特に九十九里浜に関わっている人はいないんです。誰かの出身地というわけでもないですし(笑)。

上島 劇中で俺が無理やり呼んで作らせたみたいな感じだから。でもちょっともったいないですよね。

-前作の時は40代でしたが、50代であらためて主演してみて変わったと感じた部分はありますか。

上島 ドラマや映画にちょこちょこ出してもらっていますけど、主演は『上島ジェーン』と『上島ジェーンビヨンド』だけです。今53歳でジョージ・クルーニーと同い年なので、『オーシャンズ11』をやっていたときのジョージ・クルーニーではなくて、今のジョージ・クルーニーの渋さみたいなものを僕も出せていたらなと思います。

肥後 出てないです。最低なところ、性格がせこいところ、人間の汚さみたいなところは出ていますけど、渋さは出ていません。

映画『上島ジェーンビヨンド』は4月26日(土)よりシネマート新宿ほか順次全国公開

(C)2014 PONYCANYON INC.

 

 

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