上島竜兵が5年ぶりに“最低な男”を演じる 映画『上島ジェーンビヨンド』が公開

2014年4月18日 / 14:33

(左から)肥後克広、上島竜兵、野呂佳代

 映画『上島ジェーンビヨンド』に主演したダチョウ倶楽部の上島竜兵、共演者の肥後克広、元AKB・SDN48の野呂佳代がインタビューに応じ、映画の誕生秘話や撮影中のエピソード、劇中に登場するご当地アイドルユニット九十九里ッターズなどについて語った。

  本作は、上島の初主演映画『上島ジェーン』の5年ぶりの続編。再びサーフィンに挑戦する上島と、彼を取り巻く男女の物語を描くサーフドキュメンタリー。

-続編の製作に至った経緯をお聞かせください。

上島 一昨年の冬ごろ、マッコイ斉藤監督から「『上島ジェーンビヨンド』って面白くないですか」と電話がきました。「(北野武監督の)『アウトレイジビヨンド』のパクリですか」と聞いたら「パクリじゃなくてパロディーっぽく。上島さんは(前作で)死んでいるので、生きているということで…」と言われました。

-助演が前作の有吉弘行さんから肥後さんに代わったことについてはいかがですか。

肥後 監督も含めて、こんなダメ人間と付き合っているわけにいかないということで有吉は断ったんじゃないですか(笑)。

上島 有吉くんは今は大人気で超多忙ですけど、5年前はここまで忙しくはなかった。千葉の九十九里の方で撮影しましたが、(今の有吉は)前のようにしょっちゅうは来られないし、長くいられないので。リーダー(肥後)と俺はスケジュールがだいたい一緒ですしね。

-でも理由はスケジュールの都合だけではないですよね(笑)。

上島 監督も言っていましたけど、俺が演じるのが最低な男なので、それに対して否定するだけではなくちょっと味方もしてくれるような、ちゃんと突っ込めるような人間関係が重要でした。監督がリアルに撮影を進めていく中で、リーダーとも本当にどつき合いのけんかみたいになったこともあった。終わった後はリーダーが相手役で良かったなと思いました。ただ、俺のことを本当に最低の人間だと思ったみたいで、関係がちょっとぎくしゃくしましたけどね。

-今は良好な関係に戻れましたか?

肥後 ぎくしゃくしなくなったというか、本当に最低な人間だということが再確認できました。

上島 ちょっと残ってますね(笑)。

 
  • 1
  • 2

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

長尾謙杜&山田杏奈&石原慎也(Saucy Dog)が話題の映画でタッグ!「主題歌が主人公たちの気持ちを表している」『恋に至る病』【インタビュー】

映画2025年10月24日

 10月24日公開の『恋に至る病』は、TikTokで話題になるなどティーンを中心に絶大な支持を集める斜線堂有紀のベストセラー小説を映画化した話題作だ。  内気な男子高校生・宮嶺望と学校中の人気者・寄河景。同じクラスになった2人は距離を縮めて … 続きを読む

市毛良枝「現代の家族のいろんな姿を見ていただけると思うし、その中で少しでもホッとしていただけたらいいなと思います」『富士山と、コーヒーと、しあわせの数式』【インタビュー】

映画2025年10月23日

 祖父の他界後、大学生の拓磨は、夫に先立たれて独り残された祖母・文子と同居することになった。ある日、拓磨は亡き祖父・偉志の書斎で、大学の入学案内を見つける。それは偉志が遺した妻・文子へのサプライズだった。市毛良枝とグローバルボーイズグループ … 続きを読む

林裕太「北村匠海さんや綾野剛さんとのつながりを感じました」期待の若手俳優が先輩2人と作り上げた迫真のサスペンス『愚か者の身分』【インタビュー】

映画2025年10月22日

 10月24日から全国公開となる『愚か者の身分』は、第二回大藪春彦新人賞を受賞した西尾潤の同名小説を映画化した迫真のサスペンスだ。新宿の歌舞伎町で、犯罪組織の手先として戸籍売買を行う松本タクヤ(北村匠海)とその弟分・柿崎マモル、タクヤの兄貴 … 続きを読む

南琴奈「今までに見たことがないような映画を楽しんでいただけたらと思います」『ミーツ・ザ・ワールド』【インタビュー】

映画2025年10月22日

 芥川賞作家・金原ひとみが新宿・歌舞伎町を舞台に描き、第35回柴田錬三郎賞を受賞した同名小説を、松居大悟監督、杉咲花主演で映画化した『ミーツ・ザ・ワールド』が10月24日から全国公開される。二次元の世界を愛し、自己肯定感の低い主人公の由嘉里 … 続きを読む

timelesz・橋本将生「『大切な人を守りたい』という気持ちは共感できる」 菊池風磨のアドバイスも明かす【インタビュー】

ドラマ2025年10月21日

 timeleszの橋本将生が主演するドラマ「ひと夏の共犯者」(テレ東系)が毎週金曜深夜24時12分~放送中だ。本作は、大学生の主人公・岩井巧巳(橋本)が、推しのアイドル・片桐澪(恒松祐里)との夢のような同居生活を送るうちに、彼女の中にもう … 続きを読む

Willfriends

page top