映画『清須会議』の製作発表 全く新しい歴史エンターテインメント作品

2012年12月29日 / 22:24

 

羽柴秀吉役の大泉洋

――続きまして、勝家と相対する後の豊臣秀吉役の大泉洋さんです。一言、よろしくお願いいたします。

大泉 皆さん、お忙しい中、ご苦労さまです。監督の前作の『ステキな金縛り』という映画では、最後のエンドロールのところで“勝訴”という紙を持つ男の役でほんのちょっとだけ出ました。今回は秀吉という役で、随分なステップアップをさせてもらったなという気がしています。本当に、あまりにも豪華な皆さんの前で、体のいろんなところにいろんな故障が出るほど緊張しながら演じております。今までにない圧倒的な毛の薄さで挑む秀吉ということもありますが、皆さんの心に残る秀吉になればいいなと思って頑張らせていただいております。どうぞよろしくお願いいたします。

――毛はかなり薄いですよね?

大泉 そうですね。

――衣装合わせのときなど、複雑な気持ちになられたりとかしませんでしたか。

大泉 がくぜんとしました。台本を読んで、秀吉は非常に策士で、“強いる”と言ってもいいような役ではあるのですが、カッコいいところはカッコいいので…。自分の中でもカッコいい秀吉を想像し過ぎて(現場に)行ったものですから、最初にこうなりますという完成図の絵を見せられたときがくぜんとしましたね。“ぬらりひょん”みたいになっていると。

三谷 まあ、でも、ふざけてあの顔にしているわけではなく、秀吉は織田信長から“はげねずみ”と呼ばれていたという記録が残っているんです。今までの大河ドラマも含め、時代劇で描かれてきた秀吉で、誰一人“はげねずみ”っぽい秀吉がいなかったのが、僕は不満だったので、初めてここで“はげねずみ”らしい秀吉が登場したということです。

大泉 白羽の矢が私に立ちました。何となく私が起用された意味が分かってきた感じがしてまいりました。

――その意気込みで、今までにない秀吉を演じられるのですね。

大泉 “はげねずみ”です!

――続きまして、勝家、秀吉とともに清須会議に参加する策士、丹羽長秀役の小日向文世さんです。一言よろしくお願いいたします。

小日向 本日はお忙しい中ありがとうございます。丹羽長秀役の小日向文世です。よろしくお願いします。

――三谷監督の作品に幾つも出演されていますが、今回は三谷作品では初の時代劇で、何か発見されたことはありますか。

小日向 確か、三谷さんにちらっと聞いたのは、この清須会議というのは、三谷さんが小学生の時に本を読んで、それからずっと温めていたらしいんですよね。僕は台本を読んだ時に初めて清須会議というのを知ったものですから、まずその知識量にがくぜんとしました。やはり長い間ずーっと温めてきた作品だけあって、個々の役に対する思い入れとか、それから人間関係の深さとか、いろんなものがかなりぎっしり詰まっているという感じがしました。

――小学校からとは、随分長い温め期間ですよね。

小日向 本当すごいですよね。それで、やはり最近、(三谷作品を)何本かやらせていただきましたけど、特にこの作品に関しては、なんと言いますか、三谷さんのいろんな心境の変化とか、私生活の変化とかも含めて、力強いものを感じます。

――最後の方は(コメントが)モゴモゴとされましたけど…。ありがとうございます。丹羽さんの役を楽しみにさせていただきます。続きまして清須会議4人目の参加者で、会議の行方を左右する池田恒興役の佐藤浩市さん、よろしくお願いします。

佐藤 どうもこんにちは。池田恒興役の佐藤浩市です。計算高く、勝ち馬に乗ることしか考えていない、そういう男を演じさせていただいております。

――ご自分と照らし合わせていかがですか? やりにくいとか…。

佐藤 というよりも、原作の段階で、三谷さんは“あて書き”をされるということなので、“この男は俺のことをこういうふうに思ってたんだ”とよく分かって若干ショックな部分もありました。

――複雑でいらっしゃるわけですね。佐藤さんは、4作連続で三谷映画にご出演されているんですけど、その中で、今回の撮影現場の雰囲気で、今までと違うものを感じられることはありますか。

佐藤 時代劇ですから。まあ、三谷さんがすごく(この題材を)大事にしてらっしゃるという空気というか、そういうものを、キャスティングを含めていろんな部分に感じたので、毎日現場に行くのが楽しみです。

――佐藤さんは時代劇をいろいろ経験されていると思うのですが、三谷作品の時代劇というのは、雰囲気、こだわりなどで違う点はありますか。

佐藤 こだわりは、どうなんですかね? でも、意外と軽かったり重かったり、硬軟織り交ぜてという感じですね。そうは言っても時代劇とはいえ三谷幸喜流という、そういう映画を目指しているんだろうなというのは感じます。


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