玉木宏、育児の楽しさと難しさは半々「楽しい瞬間がたくさんあるからこそ、一緒にいて面白い」【インタビュー】

2024年1月19日 / 10:00

ー本作に携わることで検察審査会について意外だなと知った事実や、視聴者に知ってもらいたいなと思う発見はありましたか。

 僕も検察審査会というシステムは知りながらも具体的な内容は分からなかったので、本当に法律も知らないような一民間人が審査会に参加し、検察によって不起訴になった事案を改めて審査するのだと理解しました。検察審査員の11人がみんな、すごく優しい人たちだったら、そういう事案を前向きに調べていくことができると思いますが、決してやる気がある人たちを集めているわけではありません。今回の作品では、個性豊かな寄せ集めの11人というところがキーになっていると思います。

ー劇中では、越前剛太郎が2人の子育てに奮闘する部分も描かれますが、私生活でお父さんでもある玉木さんが感情移入した場面や、“子育てあるある”だなと感じられたことはありますか。

 シーンの中というよりも撮影現場で子役の子たちに親目線で感心してしまうことがたくさんあります。息子役の子は5歳なのですが、よくこんなに長い時間、集中力を保って仕事ができるなと感心します。親としての気持ちも分かるので、楽しい空間だと思って臨んでもらい、その気持ちをどうにか維持させて飽きさせないようにしないといけないと、親目線に立ってお芝居以外のメンタルサポートをしています。

ー私生活でお父さんになられて、現場での子役の方への関わり方や気持ちが変化した部分があるのですね。

 そうですね。自分が親になったことで、子どもに対しての接し方が分かるところは多くあります。子役の子が自分の子どもと年齢が近い分、こうすれば同じ距離感で話ができるのかなということも分かってきた気がします。でも、撮影初日に長女役の子が緊張で泣いてしまって…。せりふ量が多くてプレッシャーも感じていたのだと思いますが、撮影が終わる頃には彼女が晴れやかな表情になっていたので、1つ大きな壁をクリアできたのかなと思って見ていました。役を通してというよりも、撮影以外のところも含めて俯瞰(ふかん)して見られるようになったのかなと思います。

ー玉木さんが子育てをされる中で、育児は楽しいとか難しいとか、日々どんなことを感じられていますか。

 育児の楽しさと難しさは、半々ですね。当然子育ては難しいと思いますが、やはり難しさだけではなくて、楽しい瞬間がたくさんあるからこそ一緒にいて面白いですし、成長するにつれて、また違った難しさが出てくるのかなと感じています。

ー最後に今年の抱負を教えてください。

 仕事面はもちろん、最近はプライベートもすごく充実しているので、今年も子どもと過ごす時間や好きな格闘技の練習に費やす時間を大事に、仕事以外の時間も充実させられたらいいなと思います。

 (取材・文/小宮山あきの)

Ⓒ「ジャンヌの裁き」製作委員会

  • 1
  • 2
 

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

【映画コラム】世界が揺らぐとき、人間は何をするのか…『DIGGER/ディガー』『ディスクロージャー・デイ』

映画2026年10月20日

『ディスクロージャー・デイ』(10月1日公開)  サイバーセキュリティーの専門家ダニエル(ジョシュ・オコナー)は、謎の組織ワーデックスから機密情報を盗み出す。一方、ローカル局で気象予報士を務めるマーガレット(エミリー・ブラント)は、突如とし … 続きを読む

堂本光一演出「百鬼夜鏡」、「期待を超える作品を作っていけたら」川﨑皇輝×内村颯太×元木湧×北川拓実×安嶋秀生×松尾龍【インタビュー】

舞台・ミュージカル2026年10月20日

-本作の注目してもらいたいところは? 松尾 たくさんのキャラクターが登場しますが、全員に感情移入できる作品なのではないかなと思います。光一くんは、「陽」だけのものは作らないと思うので、「陰」があったり、考えさせられる物語になると思います。お … 続きを読む

芦田愛菜、努力を続けるコツは「一度に大きく飛躍しようと頑張り過ぎない」【インタビュー】

ドラマ2026年10月19日

-南の初恋の相手・船井湊人を演じる高橋文哉さんとは初共演ですが、印象を教えてください。  初日はドラマの鍵になる出会いのシーンを撮影しました。大事なシーンだったので、どうするかを話し合いながら臨みましたし、すてきなシーンになっていると思いま … 続きを読む

ドラマ「LOST10」脚本・奥寺佐渡子×監督・塚原あゆ子 横浜流星と小栗旬が演じるバディの魅力と制作の舞台裏を語る【インタビュー】

ドラマ2026年10月16日

-横浜さんと小栗さんが演じたことで、キャラクターの印象は変わりましたか。 塚原 小駒は田舎の刑事で出世したいという設定があって、うだつが上がらない感じに近いのかなと思っていたのですが、横浜さんは身体能力に長けていて山をぐんぐん登るので、その … 続きを読む

磯村勇斗「吉田監督の世界に入れることが楽しみでした」吉田恵輔監督「磯村くんは思考が自分に近い」初顔合わせの舞台裏『mentor』【インタビュー】

映画2026年10月15日

-そして、子どもの頃、一緒に事件を起こして以来、疎遠になっていた拓海との再会は、アーチェリーに打ち込む龍之介の人生を次第に狂わせていきます。 磯村 末澤くんとは初共演で、龍之介と拓海が再会する場面は僕たちにとっても初めて一緒にお芝居するシー … 続きを読む

page top