玉木宏、育児の楽しさと難しさは半々「楽しい瞬間がたくさんあるからこそ、一緒にいて面白い」【インタビュー】

2024年1月19日 / 10:00

 玉木宏が主演するドラマ「ジャンヌの裁き」が、毎週金曜よる8時からテレ東系で放送中だ。本作は、少女漫画家のシングルファーザー・越前剛太郎が、ジャンヌ・ダルクが革命を起こしたように検察審査会のメンバーと共に検察に立ち向かい、事件に隠された巨悪の存在に迫っていくエンタメ司法ドラマ。(※検察審査会…日本国民からランダムに選ばれた11人が、検察による不起訴処分の判断が本当に正しかったのかを審議する会)

 

Ⓒ「ジャンヌの裁き」製作委員会

 主人公の越前剛太郎を演じている玉木がドラマの見どころや自身の子育ての様子、今年の抱負についても語ってくれた。

ー本作では、少女漫画家で2児のシングルファーザー役を演じられていますが、最初に作品のお話を聞いたときの印象はいかがでしたか。

 昨年は個性の強い作品をやっていたので、いわゆる日常を描いた現代劇は久しぶりという印象でした。台本を読んだときは、僕も剛太郎と同じように子どもをもつ父親なので、すごくリアリティーがあると感じましたし、日常生活がありながらも検察審査員に選ばれて参加しなければならない忙しさは理解できたので、そういうアタフタ感も演技をする上で見せていけたらと思いました。検察審査会を題材に描かれるドラマはこれまでなかったので、検察審査会について「なるほどね」と知りながら見られるドラマになっていると思います。

ー越前剛太郎という役柄については、どのように捉えて演じていますか。

 台本を読んだ段階で頭の中に吉田鋼太郎さんが浮かんで離れず、ずっと鋼太郎さんのことを思い浮かべていたのですが(笑)、撮影に入ってようやく自分が越前剛太郎だとふに落ちた感があります。見終わった後に優しい気持ちになれる作品になるのかなと思いながら撮影しています。

ー越前剛太郎という役柄に、玉木さん自身が共感する部分はありますか。

 子をもつ親として、剛太郎の気持ちは理解できます。剛太郎が子どもたちのお弁当を作るシーンでは、僕自身も毎日のように朝5時台に子どものお弁当を作って、幼稚園に送り迎えしているので、その手際などは自分の生活や経験を生かしています。また、自分のためだけに動くのではなく、自分を犠牲にしてでも子どもの安全は確保したいという気持ちも、すごくよく分かります。

ー少女漫画家という設定については、どのように受け止めていますか。

 剛太郎が本来描きたかったのはヒーローもので、少女漫画は意図したところではなく、たまたまヒットしてしまったのだと思いますが、彼の持っている優しさや繊細な部分は、きっと少女漫画の方によく表れたのではないかなと思っています。ただ、生活していかなければいけないし、漫画が売れなければ致命的なことになってしまうので、子どもに「マンネリ化してる」と指摘されたことに関して悩みを持っていると思います。

ー検察審査会メンバーのやり取りや会話劇も面白くなりそうですね。

 検察審査会のメンバー11人は非常に個性豊かな面々が集まっているので、それぞれのキャラクターは見ていて面白いと思います。ただ、重い題材の事件も取り扱うので、その個性豊かな部分を魅力的に見せるために、ライトな部分をどれくらいにするかという、さじ加減を探りながら演じています。

 
  • 1
  • 2

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

斎藤工、水上恒司「映像作品としてパンドラの箱を開けるタイミングが来た」【インタビュー】Prime Originalドラマシリーズ『犯罪者』

ドラマ2026年7月27日

 ある無差別殺傷事件が、日本社会の大きく深い闇へとつながっていく。刑事・記者・生存者という“出会うはずのなかった3人”が命を懸けて真相に挑むノンストップ・クライムミステリードラマ『犯罪者』が、Prime Videoで世界独占配信中だ。本作で … 続きを読む

【映画コラム】夏にちなんだ異色ホラーを紹介『オブセッション 災愛』『ユースフル・ゴースト』『だぁれかさんとアソぼ?』

映画2026年7月24日

 今夏は、ただ怖がらせるだけではなく、恋愛や社会風刺、青春ドラマなど異なるジャンルを巧みに掛け合わせた“異色ホラー”が目を引く。恐怖の中に笑いがあり、切なさがあり、現代社会への視線もある。そんな一筋縄ではいかない作品がそろった。  1本目は … 続きを読む

関口メンディー「舞台での経験を積んでいきたい」 初主演舞台タクフェス第14弾 「北の島から」で家族愛を描き出す【インタビュー】

舞台・ミュージカル2026年7月24日

 宅間孝行が主宰するエンターテインメントプロジェクト「タクフェス」の最新作、第14弾「北の島から」が11月20日から上演される。主演を務めるのは、本作が舞台初主演となる関口メンディー。日本最北の島・礼文島を舞台に、家族の絆を描き出す本作で、 … 続きを読む

【K-POPもKドラマも深読みしたら韓国が見えた】#「オディソパンマリヤ」、なぜKドラマのケンカは「タメ口」から始まるのか

ドラマ2026年7月23日

 K-POPや韓国ドラマは、エンターテインメントであると同時に、韓国社会を映す鏡でもある。何気ない言葉やしぐさ、習慣の背景をたどると、その国ならではの価値観や歴史、人との関わり方が見えてくる。この連載では、韓国カルチャーを入り口に、知ってい … 続きを読む

星乃あんな「この映画で「ザ・Jホラー」の魅力を思う存分に感じてほしいと思います」『だぁれかさんとアソぼ?』【インタビュー】

映画2026年7月23日

 若者たちの間でひそかにはやる絶対にやってはいけない遊び。それは、学校の誰もいない階段の13段目でカセットテープに日付と名前を吹き込むと、名前を吹き込まれた人は死ぬというものだった…。「呪怨」シリーズの清水崇監督が、アイドルグループ「FRU … 続きを読む

page top