片岡愛之助、孫悟空役は「子どもの頃から憧れていた」 演出・堤幸彦のもと令和の「西遊記」を作り上げる【インタビュー】

2023年11月2日 / 08:00

-現在、堤さんとはどんなディスカッションをしていますか。

 そもそも、この作品のお話をいただいたのが2年くらい前で、その頃からご飯を食べながら、雑談はもちろん、この作品についてもたくさんお話してきました。でも、当時は、マキノ先生の脚本が出来上がるのを待っている状態でしたので、具体的なお話はまだできていなかったんです。今、稽古場でも机が隣同士なのですが、雑談ばかりですね(笑)。ただ、僕は分からないことがあればすぐに質問しますし、キャッチボールは常にさせていただいています。

-堤さんの演出を受けて、どんなことを感じていますか。

 プレ稽古という、本来のキャストではない方たちに演出をつけて、まず演出を固めてから本来のキャストたちが出来上がったものを体験するというものを初めて拝見しました。若手の皆さんのお稽古にもなりますし、僕たちにとっても勉強になります。それに、方向性が見える。作品を作り上げるときは、どこからステージに出て、どこに立つかといったことをすべて考えていくわけですから、シンキングタイムがすごく長くなる。それをあらかじめプレ稽古でやってくださって、出来上がった状態から入らせてもらえるので、すぐに通し稽古ができるんです。もちろん、僕たちは大変ですよ。ヒーッとなりながらやっていますが(笑)、とにかくスピード感があります。堤さんは合理的で頭の良い方なんだなと感じました。

-本作は、三蔵法師一行が天竺をめざして長い旅をするというストーリーですが、愛之助さんがもし長期休暇をとれたら、どんな旅がしたいですか。

 海外旅行は行きたいです。ブロードウェイなど各地でショーを見たいです。それから、バイクで日本1周。大型バイクの免許を取ったんですよ。妻と二人でバイクに乗って、行き先を決めずに走りたいですね。泊まる場所も決めずに、着の身着のままツーリングして日本を1周したいです。

-すてきですね。

 ワクワク感がありますよね。どこに泊まるのかも決まってないと。妻と二人のバイク旅はしてみたいですね。

 -ところで、今作は、年末年始を挟んでの公演になります。

  なかなかないですよね、年末年始をお客さまやキャスト・スタッフみんなと過ごす機会は。きっと楽しいと思います。年末年始の公演は特別なイベントも予定しているので、それも楽しみにしていただきたいです。

 -この作品で年を越し、新年を迎えますが、2024年はどんな一年にしたいですか。

 すでに1年間のスケジュールが決まっているので、今から何かやりたいと目標を立てるというよりは、健康で頑張ろうということだけです。そして、まずはこの作品をしっかり務められるように頑張ります。

(取材・文・写真:嶋田真己)

 

日本テレビ開局70年記念舞台「西遊記」

 

 日本テレビ開局70年記念舞台「西遊記」は、11月3日~5日に大阪・オリックス劇場ほか、福岡、名古屋、東京で上演。札幌では上映会&スペシャルトークを予定。

 

 

  • 1
  • 2
 

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

ミュージカル「メリー・ポピンズ」通算250回公演達成! 濱田めぐみ「長く長く上演していけたら」 大貫勇輔「毎公演、奇跡を起こせるように」

舞台・ミュージカル2026年5月5日

 ウォルト・ディズニーが映画化し、アカデミー賞5部門を受賞した映画を原作とした、ミュージカル「メリー・ポピンズ」。現在上演中の日本プロダクションが、5月6日に記念すべき250回公演を迎える。それに先立ち、メリー・ポピンズ役の濱田めぐみと、バ … 続きを読む

三山凌輝、「愛の不時着」でミュージカル初挑戦 「これまでのパフォーマンスの集大成でもある」【インタビュー】

舞台・ミュージカル2026年5月3日

 元BE:FIRSTのメンバーで、朝の連続テレビ小説「虎に翼」でヒロインの弟役を演じて話題を集めた三山凌輝が、ミュージカル「愛の不時着」でミュージカル初主演を果たす。韓国の財閥令嬢と朝鮮人民軍軍人の国境を超えた愛を描いた本作は、2019年か … 続きを読む

「豊臣兄弟!」第16回「覚悟の比叡山」“守られる側”の農民から“守る側”の侍になった小一郎と藤吉郎の覚悟【大河ドラマコラム】

ドラマ2026年4月28日

 NHKで好評放送中の大河ドラマ「豊臣兄弟!」。戦国時代、主人公・豊臣秀長(=木下小一郎/仲野太賀)が、兄・秀吉(=木下藤吉郎/池松壮亮)を支え、兄弟で天下統一を成し遂げるまでの軌跡を描く物語は快調に進行中。4月26日に放送された第16回「 … 続きを読む

ゆうちゃみ「るり子が現実にいたらめっちゃ親友になれそうやなっていう感じでした」『アギトー超能力戦争ー』【インタビュー】

映画2026年4月28日

-アクションシーンは大変でしたか。  アクションを全くやってこなかったんで、それこそスーツアクターの方にいろいろ聞いたりとか、仮面ライダーG6やったらどういう動きをするのかをすり合わせてやらしてもらいました。だからほんまにスーツアクターの方 … 続きを読む

千葉雄大、「映像の人」「舞台の人」という「垣根をなくしたい」 友近と挑む二人芝居・リーディングドラマ「老害の人」【インタビュー】

舞台・ミュージカル2026年4月25日

 内館牧子によるベストセラー小説『老害の人』が、リーディングドラマとして舞台化される。出演者は、友近と千葉雄大の二人だけ。登場人物のすべてを、二人が自在に演じ分ける。  物語の主人公は、小さな玩具屋を大企業に育てた元社長の福太郎。老いてなお … 続きを読む

page top