エンターテインメント・ウェブマガジン
吉岡里穂(HM:北原 果 KiKi inc./スタイリスト:安藤真由美 スーパーコンチネンタル)(C)エンタメOVO
9月10日(日)午後10時からWOWOWで放送・配信スタート(第1話無料放送)となる「連続ドラマW 湊かなえ『落日』」(全4話)に出演する吉岡里帆。湊かなえのミステリー小説を原作にした本作で演じるのは、主演の北川景子扮(ふん)する映画監督・長谷部香と共に映画製作のため、15年前に起きた“笹塚町一家殺害事件”の真相を探っていく新人脚本家・甲斐真尋だ。吉岡は俳優として、身近な世界を舞台にした本作を通じてどんなことを感じたのか。その思いを聞いた。
北川さん演じる香と真尋が手を組み、事件の映画化を通じてそれぞれのトラウマを乗り越え、希望を見いだしていく構図になっているのですが、その関係がとてもすてきなんです。相反する2人なのに、心の奥底でつながるような繊細さがあって。だから、演じるに当たっては2人の対比を大事にして、香の強さや格好良さ、包容力が引き立つように、真尋は前に進むことができず、停滞している雰囲気を心掛けました。
「映画を信じている」という香のせりふにすごく共感しました。私自身、この仕事をするようになってから、映画の現場でもの作りをする人たちと出会うようになり、皆さんのワンカットずつ真摯(しんし)に撮っていく姿に、ぐっとくるものがあるんです。私もその一員になれたという誇りは今も強く持っています。だから、「映画を信じる」って、いい言葉だなと。
私が育った地域では、かつては今より盛んに映画が撮影されていて、時代劇もたくさんあったそうです。子どもの頃は、近所のお店で侍の格好をした役者さんが休憩している姿もよく見かけましたし、映画村にあるお化け屋敷は本職の役者の方がお化けを演じているらしく、怖さが半端じゃなくて(笑)。当時はそれが当たり前だと思っていましたが、今考えると、恵まれた環境だったなと。
ドラマ2025年7月5日
韓国の百想芸術大賞で作品賞、脚本賞、男性最優秀演技賞の3冠を達成した極上のサスペンス「怪物」。WOWOWが世界で初めてそのリメイクに挑んだ「連続ドラマW 怪物」(全10話)が、7月6日(日)午後10時から放送・配信スタート(第1話・第2話 … 続きを読む
ドラマ2025年7月5日
7月13日(日)にスタートする、松本潤主演の日曜劇場「19番目のカルテ」(TBS 毎週日曜夜9時~9時54分)。原作は富士屋カツヒト氏による連載漫画「19番目のカルテ 徳重晃の問診」 (ゼノンコミックス/コアミックス)。脚本は、「コウノド … 続きを読む
映画2025年7月4日
第42 回吉川英治文学新人賞を受賞した武田綾乃の小説を原作にした鮮烈な青春映画『愛されなくても別に』が、7月4日公開となる。浪費家の母(河井青葉)に代わってアルバイトで生活を支えながら、奨学金で大学に通う主人公・宮田陽彩が、過酷な境遇を受 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年7月4日
2019年に宝塚歌劇団を退団して以降、今も多方面で活躍を続ける紅ゆずる。7月13日から開幕する、ふぉ~ゆ~ meets 梅棒「Only 1,NOT No.1」では初めて全編ノン・バーバル(せりふなし)の作品に挑戦する。 物語の舞台は歌舞 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年7月3日
グローバルな広がりを見せるKカルチャー。日韓国交正常化60周年を記念し、6月28日に大阪市内で上演された「職人の時間 光と風」は、数ある韓国公演の中でも異彩を放っていた。文化をただ“見せる”のではなく、伝統×現代、職人×芸人、工芸×舞台芸 … 続きを読む