「らんまん」宮澤エマ「寿恵子との再会のシーンはすごく悩みました」 寿恵子の窮地を救うみえ叔母さんの再登場【インタビュー】

2023年8月23日 / 08:16

-現在のみえを演じる上で心掛けていることは?

 以前登場した頃はもう少し声のトーンも高めで、チャキチャキした感じを意識していました。でも、今や大きな料亭の女将さんです。だから、どっしりと構えて、芯があって腰の据わった感じ、でも相変わらず言う事は言うし、新しいもの好きなところも変わっていない、そんなことを意識しました。そういう意味では、「ときどきやってくる叔母さん」だった頃より、頼りになる雰囲気が増したのではないでしょうか。

-長田育恵さんの脚本の魅力をどう感じていますか。

 長田さんの脚本は、時代性と描きたいメッセージ性を絶妙なあんばいで織り交ぜていらっしゃいますよね。いくら新しい世になったとはいえ、寿恵子と万太郎は、当時の価値観からすると、かなり型破りなキャラクターです。だから、彼らがあまりにもうまく行きすぎたり、周りがすんなり共感したりすると、うそっぽくなってしまい、「こんなことはありえない」と言われかねません。でも、長田さんは周りの人間でしっかり説明してくださるんです。それぞれのキャラクターに、それぞれのボキャブラリー、それぞれの正義があることも忘れていませんし。そういう意味では、どのキャラクターも愛を持って描いてらっしゃるんでしょうね。

-最後に、今後の見どころを教えてください。

 久々の登場になりますが、物語が終盤に向かう中、みえとの再会を機に、寿恵子に大きな動きが生まれます。万太郎と共にさまざまな試練を乗り越え、大人になった寿恵子が、新たなステージに進むきっかけになる時間を一緒に過ごしていきます。そこが大きな見どころですが、同時に、寿恵子と一緒に料亭で働く仲居さんたちも、個性的なキャラクターがそろい、居心地の良さを感じさせるシーンも多いので、併せて楽しんでいただけたら幸いです。

(取材・文/井上健一)

「らんまん」(C)NHK

 

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

山口馬木也 柴田勝家の最期は「不思議な体験でした」【大河ドラマ「豊臣兄弟!」インタビュー】

ドラマ2026年8月30日

-劇中では、秀長と秀吉に対する「認めたくないが、認めざるを得ない」という勝家の複雑な心情が見事に表現されていました。秀吉役の池松壮亮さんとのお芝居はいかがでしたか。  仲野太賀さんと池松壮亮さんは、周囲に対する気配りを欠かさない素晴らしい俳 … 続きを読む

パク・ジョンミン「一人二役は想像以上に大変でした」韓国のヒットメーカーが「ガス人間」に続いて送り出すサスペンス・ミステリーで熱演『顔 -かお-』【インタビュー】

映画2026年8月28日

-劇中ではそんなご苦労を感じさせない名演でした。  実は、最初にオファーをいただいたのは、ドンファン役だけだったんです。でも、脚本が面白かったためについ欲が出てしまい、僕の方から「ぜひヨンギュもやらせてください!」とヨン監督にお願いしたんで … 続きを読む

【映画コラム】「生き残る」とは何か『ラスト・サバイバー』『シェルター』が描く極限の人間ドラマ

映画2026年8月28日

『シェルター』(8月28日公開)  スコットランド沖の孤島に建つ灯台を隠れ家にして、愛犬と共にひっそりと暮らす元特殊部隊員マイケル・メイソン(ジェイソン・ステイサム)。  ある日、週に一度、叔父と共に船で生活物資を届けに来る少女ジェシー(ボ … 続きを読む

安田章大「僕が演じられたのは、のんちゃんのおかげ」のん「安田さんとの出会いは衝撃でした」自閉スペクトラム症の兄とその妹役で初共演『平行と垂直』【インタビュー】

映画2026年8月28日

-お二人の息の合った現場の様子が伝わるすてきなお話です。劇中でも本当の兄妹のようで、初共演とは思えませんが、撮影中、お互いの共通点を感じたことはありますか。 安田 のんちゃんは、何かを伝えようとするとき、自分の言葉でこんなふうに伝えたいと、 … 続きを読む

井桁弘恵、幼少期のバレエの経験が今の「度胸」に 「バレエの魅力をもっと伝えたい」「SWAN -Ballet cross Reading-」【インタビュー】

舞台・ミュージカル2026年8月28日

 ドラマ「そこから先は地獄」(日本テレビ)で主演を務め、映画『教場 Requiem』など数々の映画やドラマに出演、「おしゃれクリップ」(日本テレビ)ではMCも務める井桁弘恵。9月4日から上演される「SWAN -Ballet cross Re … 続きを読む

page top