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国境を越えて遺体を遺族の元へ送り届ける国際霊柩送還士の姿を描いた、Amazon Originalドラマ「エンジェルフライト 国際霊柩送還士」が、3月17日から配信される。物語の舞台は、羽田空港内に事務所を構える“エンジェルハース”という小さな会社。口は悪いが情に厚い女社長の伊沢那美を演じる米倉涼子と、新入社員の高木凛子を演じる松本穂香に、撮影の裏話や見どころを聞いた。
米倉 もともとドラマの原作となっている佐々涼子さんの本が大好きだったので、「まさかあの本が?」と驚きました。強くて潔い女性像がかっこよく、いつかこうした女性を演じられたらいいなと願っていたので、驚きはありましたがうれしかったです。
松本 私は、このドラマのお話を聞くまで国際霊柩送還士という職業を知りませんでした。ただ、テレビなどで海外で亡くなられた日本人のニュースを見ることもあったので、改めて考えると確かになくてはならない職業だと思いました。
米倉 すごくかわいいなと。撮影が進むにつれて、体育会系ではないんだろうな(笑)というのは分かっていきましたが、すごく神秘的な印象がある方なので、最初は私も撮影で緊張していたこともあり、どんなお話をしたらいいんだろうと思いました。
松本 私は米倉さんが撮影で緊張されるというイメージがなかったので、ギャップを感じました。こんなに完璧に見える方でも緊張されるんだと思うと、安心しました(笑)。
松本 はい。「緊張しているんだよ」と聞いて初めて知りました。
米倉 私、緊張すると動けないタイプじゃなくて、緊張すると動きが速くなるんですよ。普段からせっかちなのに、さらに動きが速くなるから、あまりそう見られないのかもしれません。
米倉 「国際霊柩送還士」というハードな職業を描いているので、スタジオのオフィスでずっと撮影というよりは 、あちこちにロケに行かなければならなかったんです。それに、ご遺体を引き取って、搬送して、ご遺族ともお会いして…という中で、さまざまな立場の人たちのさまざまな思いを背負うことになるので、彼女たちの仕事がいかに大切で大変なものなのかということはロケを重ねるたびに感じました。今回、ロケでフィリピンにも行ったんですよ。
松本 私は海外でのドラマ撮影は初めてでした。フィリピンでは、例えば物乞いをする子どもたちがいたり、日本にはない街並みがあったり、現実ではこうなんだということをリアルに感じられました。体力的にというよりは、気持ち的につらいことも多かったように思います。
米倉 今回はスラム街と呼ばれる場所で撮影したんです。「ハッピーランド」という地区の元ゴミ集積場だったような場所で、土下座をするというシーンを撮影しなければならなかったんです。スタッフさんの配慮でお芝居をする場所には新たに土を敷いてくださっていたんですが、撮影の前日に台風が直撃して大雨が降って、下水が流れてきてしまって…。土を敷いても全く意味がなかったということがありました(笑)。
食べ残ったものを油で揚げて売っているお店があったり、衛生的にどうかなと思うものもあったり…。彼らにとってはそれが日常なんだと思うといろいろと考えさせられました。
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