山田杏奈&奥平大兼「自然な芝居ができて、すごくいい現場になった」“密室型”青春ミステリーでW主演【インタビュー】

2022年11月4日 / 08:00

-本作では高校生役でしたが、お二人の高校時代の思い出を教えてください。

奥平 (高校時代は)ちょうどお仕事を始めた頃で、しかもコロナ禍だったので、あまり「ザ・学校生活」といったことはできませんでした。中学生の頃は部活もやっていたので、青春っぽいことはしていたのかなと思いますが、高校生になってからはどこか何事も冷めた目で見ている学生でした。友達と騒ぐことも少なくて。何だろう、そういう体力がなくなっちゃったのかな(笑)。加藤木くんが友達と騒がないのかどうかは分かりませんが、似ているところも多いのかもしれません。

-では、共感できるところも多かった?

奥平 そうですね。加藤木くんは、本心を隠すタイプだと思いますが、そこも似ていると思います。みんなが思っている僕と素の僕は違うのかもしれない。僕は、人と深く仲よくなるのがあまり得意ではないので、そういうところも加藤木くんと同じじゃないかなと思います。

-山田さんはどんな高校生活でしたか。

山田 私も中学生の頃にはすでに仕事をしていたので、中高の思い出はあまり多くはないです。女子校に通っていたんですが、レクリエーションタイムという時間があって、その時間は自由に過ごせたので、ピザを配達してもらってみんなで食べたことがありました。バレンタインになると、みんなが手作りチョコをタッパーに入れて持ってきて、それをシェアして食べたり…。今、振り返ってみるといろいろと思い出がありますね(笑)。楽しく過ごしていました。

-殺風景に共感できるところはありましたか。

山田 周りの人が気にかけてくれたというのは同じかもしれません。仕事をしていたので、学校を休むことも多かったのですが、行けなかった日の授業のノートを全部送ってくれる友達がいました。今でも思い出しますが、すごくすてきな子でした。人には恵まれていた中高時代でした。

(取材・文・写真/嶋田真己)

「WOWOWオリジナルドラマ 早朝始発の殺風景」

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