エンターテインメント・ウェブマガジン
内片組に感謝しました。バブルの時代の空気が見事に再現されていた上に、役者もみんな魅力的に映っていて、僕自身、全話出演して結末も知っているのに、どんどん引き込まれてしまって。内片監督は、現場でも「このシーンはこうです」と、みんなに丁寧に説明してくれた上、編集も丁寧で、役者陣に対する愛情をものすごく感じました。本当に素晴らしい監督だな…と。
ありましたね。萩崎は唯一ほっとできる村木とのシーン以外はすべて苦しいんです。ずっと追い詰められ、疲れて、憔悴(しょうすい)し切っている。ただ、満たされないまま追い詰められていく萩崎を表現したいと思っていたので、それがきちんと出ていたのはよかったです。
そうですね。嬉しかったのは、撮影中、加藤雅也さん(謎の男・田丸利市役)が「こういう作品に出会えるのも役者の運だし、これは絶対に素晴らしい作品になるから、小泉くんの代表作になると思う」と言ってくださったことです。自分でも、後々この作品に出会えた幸せをかみ締めるときがくると思うので、それをかみ締めながらもう一度、じっくり見たいです。
WOWOWの社会派サスペンスの大きな魅力って、“ゾクゾク感”だと思うんです。この作品も、1話、2話、3話…と回を重ねるごとに、真実が明らかになっていくゾクゾク感には自信があります。そのゾクゾク感を味わいながら、全5話を見終わった後、「眼の壁」というタイトルの深い意味とともに、じっくりと余韻に浸っていただけたら幸いです。
(取材・文・写真/井上健一)
イベント2025年7月14日
-先ほどグルメの話がちょっと出ましたが、台湾で撮影中の思い出とかエピソードがあれば。 台湾におじゃまさせていただいたのは、映画『テルマエ・ロマエ』の撮影以来2回目だったんですが、とにかくスタッフのみなさんと和気あいあい撮影が … 続きを読む
映画2025年7月11日
-最初に35ミリフィルムで撮ったというテロップが出ますが、画面の色遣いや音楽の使い方を見ていると、70年代のニューシネマのような雰囲気があると思いましたが、そういう狙いはあったのでしょうか。 その通りです。ただ、それはアメリカ映画に限った … 続きを読む
映画2025年7月10日
-2度の災害を経験して行き場のない怒りを抱いている山本が、ボランティアの若者と出会って心が解けていって笑顔を浮かべる場面が印象的でしたが、若者役の小林虎之介さんとの絡みはいかがでしたか。 僕は若い人と芝居をするのがすごくうれしいんです。今 … 続きを読む
ドラマ2025年7月7日
トリンドル玲奈が主演するドラマ「レプリカ 元妻の復讐」が、7日23時6分からテレ東系で放送がスタートする。本作は原作・タナカトモ氏、作画・ひらいはっち氏による同名漫画を映像化。整形して別人として生きる主人公・伊藤すみれ(トリンドル)が、人 … 続きを読む
ドラマ2025年7月5日
-そのほか、撮影を通じて特に印象に残ったことがあれば教えてください。 安田 撮影が終盤に差し掛かった頃、原作者のキム・スジンさんにお目にかかる機会があったんです。キム・スジンさんは、それぞれのキャラクターに、ものすごく細かいバックボーンを作 … 続きを読む