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(刑事役の)渡辺謙さんと一緒に仕事ができてとても光栄です。私が初めて見た謙さんの映画は『インセプション』(10)でした。謙さんの表情や声の素晴らしさに感動しました。『硫黄島からの手紙』(06)は感動的でした。『明日の記憶』(06)の演技も素晴らしかったと思います。ブロードウェーで見た「王様と私」では、謙さんの歌にしびれました。だから、一緒に仕事ができてとても幸せなんです。
ほかの皆さんとも一緒に仕事ができてとても楽しかったです。中でも、感情をリアルに表現する(上司役の)菊地凛子さんはとても素晴らしい俳優だと思いました。時々、自然に出る演技にハッとさせられました。そんな自然な凛子さんの演技が強く印象に残っています。それから、(やくざ役の)笠松将さんの演技もとても好きです。笠松さんはとてもクールですが、感情の激しさを表現するシーンもすてきです。不思議な魅力がある俳優です。一度でも将さんの演技を見たら、きっとファンになると思います。また、彼らが英語のせりふを勉強したように、私も日本語のせりふを勉強しました。だから、皆が同じ船に乗っているような気がしました。
黒澤明監督の『用心棒』(61)です。クリント・イーストウッドの『荒野の用心棒』(64)が大好きだったのですが、父が「あれはクロサワの映画が基になっているんだよ」と教えてくれたので、見てみました。それで、クロサワは世界の名監督の一人だと思いました。子どもの頃は西部劇をよく見ましたが、最近は、サムライとか、日本の伝統的なものが大好きになりました。日本について勉強するためにも、とても役に立ちます。
しっかりと準備をすることと、ストーリーに入り込むことが重要です。ただ、自分一人ではなく、コスチュームやヘアメークのように、周りにいるスタッフが、演じるための手助けをしてくれます。だから、俳優という仕事は、皆さんが思うほど大変な仕事ではありません。
渡辺謙さんとのシーンが見どころです。ジェイクと片桐刑事の関係性ややり取りは、見ていてとても面白いと思います。
(取材・文・写真/田中雄二)
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