【インタビュー】6人の“共同生活”を描くドラマ「吉祥寺ルーザーズ」 増田貴久「意外とシェアハウスに憧れがあります」田中みな実「誰かと一緒に住むことは考えられないかな」

2022年4月14日 / 12:05

 企画・原作・秋元康、NEWSの増田貴久が主演するテレビ東京系ドラマ「吉祥寺ルーザーズ」が11日から放映中。本作は、東京・吉祥寺を舞台に、人生の負け組6人が、シェアハウスで一緒に暮らす日々を描いたシチュエーションコメディードラマ。主人公の高校の非常勤講師・安彦聡を演じる増田と、元女性ファッション誌の編集長・大庭桜を演じる田中みな実に、作品に懸ける思いを聞いた。

田中みな実(左)と増田貴久 (C)「吉祥寺ルーザーズ」製作委員会

-面白いせりふがたくさん出てきますが、台本を読んだ印象は?

増田 まだ撮影に入っていないので(インタビューは3月上旬に実施)、今はいろいろ想像しながら、台本を覚えているところです。舞台のような空気感もあり、その場で生まれる6人のギクシャク感も全部含めて、どんな感じなるのか今はすごく楽しみです。

田中 せりふの量がすごく多いので、覚えるのが大変です。本読みもクランクイン直前になりそうなので、少しでも不安な気持ちを払拭しようと、皆さんのお顔をプリントアウトした紙を部屋に貼って、そこに向かってせりふの練習をしています。洋服などを置いている部屋なので、着替えるときに皆さんの視線があるのがちょっと気まずいですけどね(笑)。

増田 僕のは、どんな写真を選んでくれたんですか?

田中 まっすーくんのは、いい感じの写真です。ちょっと格好をつけている写真でした。

増田 ありがとうございます(笑)。

田中 (池上隆二役の)國村隼さんだけ、プリントアウトできる素材が白黒で、お部屋の中でちょっと異彩を放っています(笑)。

-台本の中で気になったせりふはありますか。

田中 これから桜の名言みたいなものがどんどん出てくると思うのですが、1話では「女の自虐を簡単に受け入れる男は古今東西モテた試しがないからね」というせりふが印象的でした。四字熟語などを交えながらトントントンとしゃべっていくのが痛快です。聡に対しては、特に上から目線で、そこもまた関係性が垣間見えて面白いなと感じます。

増田 僕は、皆さんのせりふを受ける側のことが多いので名言は出さないです。皆のせりふに一番かき回されているのが聡で、聡が一言しゃべってみたら、またそこから違う火種が飛んで…みたいなタイプです。

-自身の演じる役柄をどのように捉えていますか。

増田 聡は普通に生きてきたのですが、その過程で心が折れる事件が起きてしまい、それがトラウマとなって、女の人と話すことに苦手意識があって…という役です。人柄的にはフラットな優しいほのぼのした感じの男性かなと思っています。

田中 桜は勝ち気で、正義感が強い女性です。ただ、その正義感というのが世の中全般に共通するものとは少しズレていて、どちらかというと自身の凝り固まった概念。桜にはそういうマイルールがたくさんあるんです。私も1人の生活が長くなってきて、自分が心地いいと感じるやり方や瞬間が増えていき、それを他者に邪魔されたくないな…とさえ思うようになっています。桜の気持ち、分かります。

-例えば、どんなルールがありますか。

田中 2話で聡にジャムを貸すシーンが出てきますが、そこにも桜のルールがあって。1回(パンに)スプーンでジャムを塗ってから、またジャムをすくって、もう1回塗るのはアウトだとか。ジャムの中にパンくずが入るからね。

増田 僕も絶対に入れられたくないので、結構桜さんタイプですね。

田中 私もまっすーくんもそういうのをわりと気にするタイプですが、全く気にならない人もいますよね。共同生活をしてみないと分からない、人の悪気のない癖みたいなものがいろいろ出てくるので、「分かる〜!」と激しく共感できることや、「えっ、何がいけないの?」と不思議に思うことも出てくるのではないかと思います。

-共同生活をするとして、絶対に外せないルールはありますか。

増田 僕は水周りが気になります。手を洗って蛇口を閉めた後、そこがビジョビショになっていたら嫌ですね。

田中 めちゃくちゃ分かります。

増田 水滴、1滴も許さないです。そのビショビショになっている蛇口、触りたくないじゃないですか。

田中 うん。そうだね。でもそれはね、何だか結婚が遠のく気がする。

増田 だって嫌ですもん(笑)。

田中 分かるよ。あと手を洗ったときに、パッパって水を切ったときの水滴が鏡についたままにしている人とかちょっと許せなくないですか?

増田 同じです。僕は飛び散らせたくないからパッパとやりません。(水滴が跳んだら)僕はティッシュで拭きます。

 
  • 1
  • 2

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

山口馬木也 柴田勝家の最期は「不思議な体験でした」【大河ドラマ「豊臣兄弟!」インタビュー】

ドラマ2026年8月30日

 NHKで好評放送中の大河ドラマ「豊臣兄弟!」(総合 毎週日曜 夜8:00~ほか)。戦国時代、主人公・豊臣秀長(=小一郎/仲野太賀)が、兄・秀吉(池松壮亮)を支え、兄弟で天下統一を成し遂げるまでの軌跡を描く物語は快調に進行中だ。8月30日放 … 続きを読む

パク・ジョンミン「一人二役は想像以上に大変でした」韓国のヒットメーカーが「ガス人間」に続いて送り出すサスペンス・ミステリーで熱演『顔 -かお-』【インタビュー】

映画2026年8月28日

 日本でも話題を集めた『新感染 ファイナル・エクスプレス』(16)やエグゼクティブプロデューサー&脚本を務めたNetflix「ガス人間」も大ヒットした韓国のヒットメーカー、ヨン・サンホ。その最新監督作『顔 -かお-』が8月28日から全国公開 … 続きを読む

【映画コラム】「生き残る」とは何か『ラスト・サバイバー』『シェルター』が描く極限の人間ドラマ

映画2026年8月28日

『ラスト・サバイバー』(8月28日公開)  謎のパンデミックによって人類の大半が死滅し、生き残った者たちが奪い合い、殺し合う荒廃した世界。  パイロットのヒッグ(ジェイコブ・エロルディ)は、元軍人のバングリー(ジョシュ・ブローリン)と共同戦 … 続きを読む

安田章大「僕が演じられたのは、のんちゃんのおかげ」のん「安田さんとの出会いは衝撃でした」自閉スペクトラム症の兄とその妹役で初共演『平行と垂直』【インタビュー】

映画2026年8月28日

 自閉スペクトラム症(ASD)の大貴は、清掃の仕事に就き、周囲のサポートを受けながら自立した生活を送っている。一方、妹の希は、心理カウンセラーとして働きながら大貴を支えて暮らしていた。長い間、変わることなく続いてきた兄妹の日常は、希の結婚話 … 続きを読む

井桁弘恵、幼少期のバレエの経験が今の「度胸」に 「バレエの魅力をもっと伝えたい」「SWAN -Ballet cross Reading-」【インタビュー】

舞台・ミュージカル2026年8月28日

 ドラマ「そこから先は地獄」(日本テレビ)で主演を務め、映画『教場 Requiem』など数々の映画やドラマに出演、「おしゃれクリップ」(日本テレビ)ではMCも務める井桁弘恵。9月4日から上演される「SWAN -Ballet cross Re … 続きを読む

page top