エンターテインメント・ウェブマガジン
イケメンだらけの共同住宅で、猫と共に暮らす姿を描くドラマ「ねこ物件」が、4月8日からテレビ神奈川、TOKYO MX、BS11ほかで順次放送される。本作は、ある一軒家を舞台に、猫を愛し、共に暮らす男・二星優斗と、夢を追う同居人たちの人生模様や、新しい家族の形を描いた、究極の“癒やし猫エンターテインメント”。人付き合いが苦手だが、ひょんなことから猫付きシェアハウスのオーナーとなる二星を演じる古川雄輝に、猫との撮影の思い出や、猫の魅力などを語ってもらった。
猫が好きであることと、猫との撮影がスムーズにいくかということは別物なので大変なことも多かったです。本来、猫好きからすると、猫を撮影現場に連れてくること自体、猫にとってはいいことではないんですよ。猫は基本的には、家にいるもので、人間は鑑賞させていただいているだけ。しかも、犬と違って自由気ままなので、猫に合わせて撮影をしなければいけない。なので、キャストたちはNGを出せないという大変さがありましたし、猫がその動きをしてくれるまで、カメラを回して待つ「猫待ち」もたくさんありました。それでも、どうしてもやってくれない場合は「猫借金」にして、そのシーンを飛ばして撮影して、猫のシーンだけをまた別の日に撮るということもありました。
人間にこびてないところかな。自分の“猫生”を生きている姿が好きです。猫は、“見るもの”で“触るもの”ではないと思うんですよ。近くに来たら触らせていただく。お互いに気を使わなくていいという関係性が魅力だと思います。ただ、今回は、どうしても物語に沿った撮影をしなければならないため、本来ならばしない猫への接し方をしているシーンもあります。きっと、猫好きの方が見たら納得できないんじゃないかな…。それは、大変残念ですが、できる限り猫らしさを出せるよう、僕も現場では意見を伝えて、変更したシーンもあります。
「猫ちゃんが逃げてしまったものの、ちょうど嵐が来てしまったので、次の日、雨が止んでから探しに行く」という台本だったのですが、猫がいなくなってしまって探しに行かない飼い主はいないので、「雨の中でも飛び出して行って探さなくちゃ駄目です」と伝えて、そこは内容を変更して撮りました。
優斗は、30歳近いのに極度の世間知らずで、おじいちゃんからの教訓と猫から学んだこと、それから家の中のことしか分からないという、少し変わった人物です。物語中に「ボクシングって、あの殴り合うやつですか」という優斗のせりふがあるのですが、これをナチュラルに言える人物にならないといけないと思い、それに向けて役作りをしました。柔らかい、優しい印象を与えられるような話し方をするようにもしています。
猫好きの人は、何も言わなくても全てご理解いただけるような気がしていますが…。とにかく心温まるドラマになっているので、きっと癒やされると思います。猫との生活の中で主人公が成長していく姿を描いているので、見ている方も一緒に成長しているような気持ちになれると思いますし、悩んでいる方の気持ちに寄り添うことができるのではないかと思います。
映画2025年12月5日
戦争がもたらす狂気を圧倒的なリアリティーで描き、第46回日本漫画家協会優秀賞を受賞した武田一義の戦争漫画をアニメーション映画化した『ペリリュー ―楽園のゲルニカ―』が12月5日から全国公開された。太平洋戦争末期、激戦が繰り広げられたペリリ … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年12月4日
YouTubeもNetflixもない時代、人々を夢中にさせた“物語り”の芸があった——。“たまたま”講談界に入った四代目・玉田玉秀斎(たまだ・ぎょくしゅうさい)が、知られざる一門の歴史物語をたどります。 2016年に四代目・玉田玉秀 … 続きを読む
ドラマ2025年12月1日
WOWOWで毎週(日)午後10時より放送・配信中の「連続ドラマW シャドウワーク」は、佐野広実の同名小説を原作にしたヒューマンミステリー。 主婦の紀子は、長年にわたる夫の暴力によって自己喪失し、すべて自分が悪いと考えるようになっていた。 … 続きを読む
ドラマ2025年12月1日
NHKで好評放送中の大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」。“江戸のメディア王”と呼ばれた“蔦重”こと蔦屋重三郎(横浜流星)の波乱万丈の生涯を描く物語は、まもなくクライマックスを迎える。これまで、いくどとなく視聴者を驚かせてきたが、第4 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年11月30日
今期も三谷幸喜の「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」に出演するなどドラマや映画で注目を集め、舞台やさまざまなジャンルでも活躍する富田望生。その富田が、2026年1月10日から上演する舞台「世界の終りとハードボイルド・ワンダ … 続きを読む