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桜井日奈子が主演を務めるドラマ「ごほうびごはん」が、毎週土曜日 深夜0時からBSテレ東ほかで放送中だ。本作は、こもとも子氏の同名人気コミックをドラマ化。文房具メーカーに勤める社会人1年生の池田咲子が、1週間頑張った自分をねぎらう「ごほうびごはん」を全力で楽しむ姿を描く、ほんわか癒やし系グルメドラマ。主人公の咲子を演じる桜井と、咲子の会社の商品企画部のエースで、名古屋グルメへの愛が異常に強い磯貝誠を演じる古川雄輝に、ドラマ後半戦の見どころや撮影の裏話、自身が「偏愛」しているものなどを聞いた。
桜井 おいしいご飯をおなかいっぱいに食べられたことです。全部で30品以上の料理を撮影で食べていて、毎日「もうおなかがいっぱいです~」というところまで食べられたことが幸せでしたし、このご時世で、ご飯をみんなで食べることが難しい中で、撮影の中では食べることができたので、うれしかったです。
古川 グルメ系の作品に出演することの楽しさが発見だったなと思います。ドラマの作風が人を幸せにしたり、ほっこりする作品ということもあって、演じている側もとても楽しくて、撮影中は毎日ハッピーな気持ちでいられました。
桜井 咲子は何ごとにも一生懸命で、周りが手を差し伸べたくなるような、愛嬌(あいきょう)のあるキャラクターだなと思います。食に関することになると、なおさらボルテージが上がるので、私も咲子みたいに一つ一つ大きなリアクションをしながら食べようと思いました。
古川 桜井さんが演じる池田の食べるさまが本当においしそうで、すごくほっこりした幸せな気分になれる作品だなと思います。磯貝はそんなにニコニコしたキャラクターではないのですが、実はグルメへの情熱があるので、そのギャップが魅力なのかなと思いました。
桜井 咲子は料理上手なので、出演が決まってからは、私も自宅で料理作りを頑張っていました。咲子がどのようにおいしく食べれられるかというのも重要なポイントなので、「孤独のグルメ」や「ワカコ酒」のようなグルメドラマを改めて見たり、料理研究家のリュウジさんの動画を見ながら「至高の皿ワンタン」を作って食べたりしました。
古川 台本を読んだときに、磯貝が台湾まぜそばを力説するシーンがあって「『麺屋はなび』の下北沢店がお薦めだ」というせりふがあったので、まずはそれを実際に食べに行って、こういう物が好きなんだというところから始まりました。磯貝は人と話すのが苦手で不愛想なのですが、食に対しては情熱があるので、そのギャップを見せていくことを意識しました。
桜井 咲子は“生きるために食べる”のではなくて、“食べたいから生きている”ところがあるのですが、私も食べることが大好きなので、その感覚が一緒だなと思いました。
古川 磯貝は名古屋グルメに対して情熱を持った人間なのですが、僕も一つの趣味にすごくはまってしまうタイプなので、一つのものにのめり込みやすいところは似ていると思います。
桜井 私はいません(笑)。
古川 僕も役者の友達は少ないのですが、唯一、桐山漣さんとはご飯を食べに行きます。
桜井 実は緊張してしまって、現場であまりお話ができなかったんです。古川さんは私がデビューしたばかりの頃、憧れていた方なので、話し掛けることが全然できなくて…。本当にもったいないことをしてしまいました(笑)。古川さんがご飯を食べるシーンは、すごく品が良くて、やっぱりすてきな方だなと思いました。
古川 桜井さんは、陰と陽でいうと「陽」という印象で、ハッピーな笑顔のイメージがあったのですが、イメージ通りの方でした。せりふのNGも見たことがないですし、いろいろなことが何でも器用にできる方だなと思いました。
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