【インタビュー】ドラマ「おいハンサム!!」高杉真宙「筋が通っていて義理堅い人が、令和時代のハンサム像だと思います」

2022年1月29日 / 08:00

 吉田鋼太郎が主演する連続ドラマ「おいハンサム!!」(フジテレビ・東海テレビ系)が放送中だ。本作は、東海テレビが日本映画放送と初タッグを組んで共同制作した、恋×家族×ゴハンをテーマにした令和のホームコメディー。令和によみがえった昭和なおやじ・伊藤源太郎を吉田が演じるほか、性格は全く違うが、それぞれが幸せをつかもうとする伊藤家の三姉妹を木南晴夏、佐久間由衣、武田玲奈が演じ、そんな家族をのんびり支える母親をMEGUMIが演じる。今回は、武田が扮(ふん)する伊藤家の三女・美香の前に現れたエリートサラリーマン・大倉学を演じる高杉真宙に話を聞いた。

大倉学を演じる高杉真宙(【スタイリスト】荒木 大輔/【ヘアメイク】堤紗也香) (C)エンタメOVO

-演じているキャラクター・大倉学の印象を教えてください。

 学さんは、自分に正直な方で、さわやかでほほ笑みの多いキャラクターです。おモテになりそうな感じが出ればいいなと思いながら演じさせていただいています。監督が台本も書かれていて、学さんは「第一志望の大学には落ちています」というような細かい設定も教えてくださるので、学さんはこういう人なのかなと、一つ一つを細かく見ていただけたらうれしいです。

-どんなことを意識して演じていますか。

 僕が勝手にやっているのは、いつもほほ笑んでいて、あまり目をぱきっと開けないことです。それは、まだ監督から何も言われていないので、そのまま続けようと思っています(笑)。

-武田玲奈さんと共演した感想は?

 僕は武田さんよりも年が一つ下なので、今回の役はちょっと年が(上に)離れている方がいいなと思って、頑張って大人ぶっているのですが、全然、武田さんの方が大人で、落ち着いていらっしゃる印象です。武田さんはすごくフラットな方で、役の中にそのフラットさがストレートに入っている感じがしています。

-高杉さんから見て、美香という女性はどんな印象ですか。

 すごくすてきな方だなと思います。元彼のユウジに対して、ちょっとふらふらしがちで心配になるところはありますが、お互いに思っていることを真っすぐに言い合えるような関係性になれれば、そんなに心配はないのかなと思います。美香さんは、そういう関係性になれそうなところがいいなと思います。

-高杉さんは三兄弟の長男だそうですが、劇中に登場する三姉妹に親近感を感じたり、自分の家族に共通する部分は感じていますか。

 うちは男兄弟で、本当に好き勝手にやっているので、助け合い精神はあまりないですね(笑)。もちろん、お互いに応援し合っているとは思うのですが、劇中の三姉妹の関係性とは、少し違うのかなと思います。

-タイトルにある「ハンサム」という言葉は、一昔前のイメージがありますが、高杉さんが考える「令和時代のハンサム像」はどんな人ですか。

 ハンサムという言葉が「カッコいい」を意味するのであれば、僕の中の印象では、筋が通っていて義理堅い人がカッコいいなと思います。「カッコいい」という言葉は男女共通だと思いますし、今も昔も、あまり変わらないと思います。

-お話を伺っていると、高杉さんはすでに「令和のハンサム」だと思いますが、周りでハンサムだなと思う役者さんはいますか。

 皆さん、カッコよくてハンサムな人が多いです。ご一緒する方たちは、仕事にストイックな方が多いですし、一本筋の通ったものがある方たちなので、僕が出会う職業の方に限らず、スタッフさんも含め、楽しそうに仕事をされている姿を見ると、ハンサムだなと思います。

 
  • 1
  • 2

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

【Kカルチャーの視点】「ユミの細胞たち」の原作者、ウェブトゥーン作家イ・ドンゴン

インタビュー2025年11月17日

 韓国文化の“今”を再構築し続けるKカルチャー。今回は、デジタル空間で物語を紡ぐウェブトゥーンの世界に焦点を当てる。平凡な会社員ユミの頭の中で繰り広げられる細胞の物語――。2015年に連載を開始した「ユミの細胞たち」は、全512話で32億ビ … 続きを読む

尾上眞秀「お母さんやおばあちゃんが喜んでくれました」寺島しのぶの長男が舘ひろしとの共演で映画初出演『港のひかり』【インタビュー】

映画2025年11月14日

 日本海沿岸の小さな漁師町を舞台に、元ヤクザの漁師・三浦と目の見えない少年・幸太という、年の離れた孤独な2人の絆を描くヒューマンドラマ『港のひかり』が、11月14日から全国公開中だ。  主演に舘ひろしを迎え、『正体』(24)の俊英・藤井道人 … 続きを読む

『物語りの遺伝子 “忍者”を広めた講談・玉田家の物語』(7)神々がすむ土地を語る

2025年11月14日

 YouTubeもNetflixもない時代、人々を夢中にさせた“物語り”の芸があった——。“たまたま”講談界に入った四代目・玉田玉秀斎(たまだ・ぎょくしゅうさい)が、知られざる一門の歴史物語をたどります。 ▼玉田永教と神道講釈  銭湯の湯け … 続きを読む

ハリウッド・リメイク決定!インド発ノンストップ・アクション!「日本の皆さんにも楽しんでいただけるはず」ニキル・ナゲシュ・バート監督『KILL 超覚醒』【インタビュー】

映画2025年11月13日

 40人の武装強盗団が、ニューデリー行きの特急寝台列車を襲撃! 刀を手に乗客から金品を奪う強盗団のリーダー、ファニ(ラガヴ・ジュヤル)は、大富豪タークルとその娘トゥリカ(ターニャ・マニクタラ)を人質に取り、身代金奪取をもくろむ。だがその列車 … 続きを読む

上白石萌歌「小さなお子さまから大人の方まで幅広く届いてほしいと思います」『トリツカレ男』【インタビュー】

映画2025年11月11日

 何かに夢中になると他のことが目に入らなくなってしまうジュゼッペ(声:佐野晶哉)は、街の人々から「トリツカレ男」と呼ばれている。ある日、ジュゼッペは、公園で風船売りをしているペチカに一目ぼれし、夢中になるが…。作家・いしいしんじの同名小説を … 続きを読む

Willfriends

page top