エンターテインメント・ウェブマガジン
吉田鋼太郎が主演する、東海テレビ×日本映画放送 共同制作連続ドラマ「おいハンサム!!」が、1月8日から放送される。本作は、融通が利かない父・伊藤源太郎と、男を見る目がない三姉妹、そして全てを超越した母が織りなす、新しい形のホームドラマ。令和を生きる、昭和なおやじ・源太郎を演じる吉田に、撮影の裏側や意気込みを聞いた。
まず、漫画が原作ではありますが、それは切り離して考えていただいた方がいいのかなという気がします。漫画にはたくさんの登場人物が出てきますが、今回は伊藤源太郎を中心としたホームドラマです。漫画のテイストは残していきつつ、新しいものにしていきたいと思っています。
僕は、頑固親父が出てきて、お父さんに手を焼くホームドラマと聞くと、「寺内貫太郎一家」(1974年からTBS系列で放送されたテレビドラマ)を思い出します。源太郎もその寺内貫太郎に似ているところが多くあります。もちろん、時代は令和なので、ちゃぶ台をひっくり返したり、息子を投げ飛ばしたりはしませんが、そのテイストはしっかりと残っています。口数が少なく、娘たちへの愛を伝えたいのに、面と向かって口に出すことはできない。それでも頑張っている「昭和のお父さん」が、全編を通して描かれています。
このドラマの監督は、山口雅俊さんとおっしゃる有名な監督が務められています。彼は、天才といわれている監督で、こだわりが強いことでも知られる方です。今回、台本も監督が書いているんですが…、それが読んだだけではよく分からない台本なんです、抽象的な描写が多くて。ト書きには「なにがしかの会話がここで行われる」と書いてあるんですが、役者としては、その“なにがしかの会話”を書いてほしいんですよ(笑)。そういった独特の台本なので、そこからはなかなかくみ取ることが難しいというのが正直な感想です。その分、想像を膨らませて現場に入りますが、現場でもサプライズが次々と起こります。撮影当日に20秒ほどのせりふが追加されたり、台本と全く違う動きを指示されたり…。役者としては大変ですが、やる気を喚起させられますし、監督と役者のいい意味でのバトルみたいなものが繰り広げられる現場です。
今、お話したようにサプライズが起きる現場なので、非常にラフに撮影しているイメージを持たれるかと思いますが、実は監督は非常に緻密な計算をされています。僕はアドリブを挟んでいくのが好きなので、面白くなるなら監督や共演者の了解をとってどんどん入れていきたいタイプなのですが、今回はやらない方がいいと感じて、アドリブなしにしようと思っています。監督が一生懸命に考えられたせりふなので、監督の思惑通りに演じた方がきっと面白いものができあがるんじゃないかと思います。
アドリブはごまかしでもあって、できていないところをそれで補うという面もあるので、それをやめたときに自分がどういう表現をできるのかということは考えています。「背中で語る」ではないですが、書かれていないことを立ち居振る舞いや空気で出していかないといけないと思っていますので、どうぞ楽しみにしていてください。できるかは分かりませんが(笑)。
源太郎は、娘たちに言いたいことを言えず、周りくどい表現方法でしか思いを伝えられないシャイなところがありますが、昭和の時代のお父さんは、そういう人が多かったような気がします。泥酔していると、その思いがこぼれて、突然娘に「愛してる」と言ってしまう。でも、普段は「ありがとう」も「ごめんなさい」も言えない。本当は言いたいけれど、言えないんです。その気持ちは僕も理解できるし、僕の祖父も父もそういう人でした。それは、かわいいといえばかわいいんじゃないかなと思います。
舞台・ミュージカル2025年11月30日
今期も三谷幸喜の「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」に出演するなどドラマや映画で注目を集め、舞台やさまざまなジャンルでも活躍する富田望生。その富田が、2026年1月10日から上演する舞台「世界の終りとハードボイルド・ワンダ … 続きを読む
映画2025年11月29日
『ペリリュー -楽園のゲルニカ-』(12月5日公開) 太平洋戦争末期の昭和19年。21歳の日本兵・田丸均(声:板垣李光人)は、南国の美しい島・パラオのペリリュー島にいた。漫画家志望の田丸はその才能を買われ、亡くなった仲間の最期の雄姿を遺族 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年11月29日
氷川きよしが座長を務める「氷川きよし特別公演」が2026年1月31日に明治座で開幕する。本作は、氷川のヒット曲「白雲の城」をモチーフにした芝居と、劇場ならではの特別構成でお届けするコンサートの豪華2本立てで贈る公演。2022年の座長公演で … 続きを読む
映画2025年11月28日
大学で出会った佐藤サチと佐藤タモツはたちまち意気投合し、一緒に暮らし始める。ところが卒業後、弁護⼠を⽬指すタモツは司法試験に失敗。独学を続けるタモツに寄り添うため、サチも司法試験に挑むが、数年後、合格したのはサチだった。結婚、出産を経て弁 … 続きを読む
映画2025年11月28日
プロ野球、阪神タイガースの将来を担う選手として期待されながらも、21歳で脳腫瘍を発症して引退、その後も病気と闘いながら講演会活動などを続け、2023年に28歳で亡くなった横田慎太郎の生きざまを描いた『栄光のバックホーム』が、11月28日か … 続きを読む