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この映画は、第1次世界大戦の勃発から始まって、歴史上のいろんな人物が登場してきて、そこに実はキングスマンが暗躍していたという、ちょっと複雑な話なので、台本を読みながら、映像を見て吹き替えをしていた途中で、「これはどこの皇帝だっけ」と混乱したところがありました。けれども、これは、自分が吹き替えをやらせてもらったからいうわけではないのですが、完成した吹き替え版を見たときには、自分でも驚くほど、すっと入ってきたんです。吹き替えていたときよりも、何倍も面白い映画だと感じました。もちろん、字幕版が面白いのは当たり前ですけれども、例えば、お子さんも含めてご家族で見られる場合は、吹き替え版の方が楽しめるのではないかと思いました。
そうですね。だからご家族で見てもいいし、歴史を知っている人は楽しめると思います。歴史を知らない人は、勉強にもなるし(笑)。
冷静になって吹き替え版を見たときに、途中から自分の声として聴かなくなりました。客観的に見ると、例えば、「こういうときはもっと声を張ってもいいんだな」とか、気付けたことがありました。また吹き替えをやらせてもらう機会があれば、今回の経験は間違いなく生きると思います。また、自分が動いて芝居をするときでも、音はとても大事なので、自分が思っている声のトーンと、監督たちが求めているものとでは、どこらへんが正解なのかと、より考えるきっかけになりました。
見どころは満載です。まずはキングスマンならではのアクション、ガジェットの面白さ、あとは、英国紳士の持っている品ですね。カフスを直すしぐさとかが、いちいちカッコいいんです。そうした文化的なものも、映画の中に落とし込まれているので、そういう部分にも注目して見ていただければ、より楽しめるのではないかと思います。
(取材・文・写真/田中雄二)
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