エンターテインメント・ウェブマガジン
リアルな時間が流れているというよりは、抽象的に流れているということです。それは寝ているときに見る夢がそうですし、映画は時間芸術なので、時間の使い方に関してはこだわりたいと思っている。逆に時間は不可逆というか、絶対に巻き戻せないものだからこそ、映画はそこに自由な翼を持っているような気がしています。
それでいうと、『真夜中乙女戦争』と『リミット・オブ・スリーピング・ビューティー』『チワワちゃん』は、どれも僕の中で若さを失う映画、青春に別れを告げる三つの映画としてつながっている。より変化が激しい年代の話だからこそ時間の流れに対してもっとリアクションしていく、そういう世界観だと思う。3部作、僕の中の一つのトリロジーになってもいいような、通底するものがあります。
場合によりますけど、その二つでいうと、準備して脚本を書いていく中で立ち上がったイメージです。そういったものを思い付く瞬間ってやっぱり楽しいですよね。それが楽しくて映画を撮っているというところもあります。でも、意図が強過ぎても、表現が勝ち過ぎても駄目で、自分の中で、「うわっ、ここだ」っていう道筋を見つけたときの喜びはすごくて、『真夜中乙女戦争』では自分の中のいろんな方法を実現できたと、今までの作品よりもより強く感じています。観客も、この映画を受け止めるための受け皿を作ることになるかもしれません。でも、その行為が、その人のイマジネーションやまなざしの幅を広げるきっかけになってほしい。いつもそう願いながら、映画を作っています。
(取材・文・写真/外山真也)
舞台・ミュージカル2026年7月17日
シェークスピア四大悲劇の一つ「リア王」が内野聖陽の主演で9月21日から上演される。舞台、映画、テレビと各方面で活躍し、硬軟・老若を問わず多彩な役柄を演じ分ける実力派の内野。ドラマ「ゴールドサンセット」の劇中劇で「リア王」を演じた経験と熱い … 続きを読む
映画2026年7月16日
-堺と小河がファミレスで会話するシーンでは、染谷さんがほかのシーンとは別人のように生き生きとしていたのも驚きでした。 染谷さんのお芝居は、楽しそうなときも、わかりやすく楽しそうにするのではなく、せりふの間のちょっとした息遣いや一瞬のほほ笑 … 続きを読む
ドラマ2026年7月10日
NHKで好評放送中の大河ドラマ「豊臣兄弟!」。戦国時代、主人公・豊臣秀長(=小一郎/仲野太賀)が、兄・秀吉(池松壮亮)を支え、兄弟で天下統一を成し遂げるまでの軌跡を描く物語は快調に進行中。7月5日放送の第26回「信長を笑わせろ!」では、小 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2026年7月9日
イギリスを代表する推理小説家で“ミステリーの女王”と呼ばれたアガサ・クリスティが失踪した実話を元にしたミュージカル「AGATHA(アガサ)」が7月18日から上演される。本作は、アガサ・クリスティが失踪した11日間の謎を追う物語。現在(19 … 続きを読む
2026年7月8日
▽タメ口は崩せる、でも「ヒョン」は残る 日本でも、兄弟や親しい先輩後輩のあいだでは、呼称は残したまま口調だけくだけることがある。「お兄ちゃん」と呼びながらタメ口で話すこともあれば、「先輩」と呼びながら冗談を言い合うこともある。 もう少し … 続きを読む