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中村ゆりかと竹財輝之助が出演するドラマParavi「部長と社畜の恋はもどかしい」が放送中。志茂の同名コミックスを原作とした本作は、営業部に勤める、“社畜OL”のまるちゃんこと丸山真由美と、定時に帰ることで有名な総務部の部長・堤司が繰り広げる“ムズキュンが過ぎる”オフィスラブコメディー。堤司を演じる竹財に本作の見どころや役作りについて聞いた。
単純に面白かったですし、あまりやったことがない役柄だったので不安もありながらも、楽しみでした。(取材当時)まだ撮影が始まったばかりなので、どうなるか分からないところは多いですが、この台本をどう面白くしていくか向き合っていきたいと思います。
堤司さんは、一見するとスーパーマンのような男性ですが、恋愛面に関しては中学2年生程度の考えです。そのギャップをどう出すのかが難しいですね。漫画では、堤司さんが照れている様子を赤面する絵で表現していますが、僕がそのシーンをそのまま演じてしまうと照れていることが伝わりにくく、気持ち悪さが出てしまう気がします(笑)。なので、それをどう表現するか、生身の人間が演じて気持ち悪くないように見せるにはどうしたらいいのか、今、探りながら演じているところです。
やはり、外見の表情と中身が全く違うというのが面白いところだと思いますし、だからこそ“ムズキュン”が生まれるんだと思います。堤司さんの言葉足らずのせいで、お互いにすれ違いっていく姿がすごくうまく描かれている作品なので、そこを楽しんでもらいたいです。
僕も恋愛に関しては中2かもしれないですね(笑)。子どもっぽいところもありますし、言葉足らずで、察してほしいと思ってしまうので、そこは堤司さんの気持ちが分かります。(取材当時は)まだ、そうした堤司さんの子どもっぽい一面が見られるシーンの撮影をしていないので、そこが楽しみでもあり不安でもあります。どのぐらいのさじ加減で演じるのかは、現場で監督とディスカッションしながら作り上げていくことになると思うので、早く演じたいです。
テレビを通して拝見していたときは、スラッとして背の高いイメージだったので、意外に小さいんだなと驚きました。
周りを明るくしてくれるパワーを持っている人だと思います。「社畜で何が悪い」と自分で言ってしまう、パワーの塊のような女性という印象です。
僕はどちらかというと働きたくない人なんですよ(笑)。もちろん、今、いやいや働いているわけではないですが、“遊ぶこと”に重点を置いているので、僕自身はあまり共感はできないです。ただ、仕事は一生懸命にやらないと楽しくないですし、社畜であろうとまるちゃんのように楽しむことができているなら、それはそれでいいんじゃないかなと思います。
僕は総務にいるんじゃないかな。堤司さんのように部長になれるとは思わないので、人懐こくて、上司とも気軽に話せる(永田崇人が演じる)草野くんのようなタイプかもしれません。僕はチャランポランな人間なので、草野くんのように優秀かは分かりませんが、のらりくらりその部署で生きていきたいです(笑)。
もちろん台本にもよりますが、僕は原作を大事にしたいと思っているので、原作に寄せるようにはしています。ロケ場所だったり、相手の芝居によって変わってくるので、現場で出てきたものを重要視はしますが、ベースは原作から作っています。
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