【インタビュー】「おいしい給食 season2」市原隼人「“向こう側の世界”に行かないと甘利田を演じることはできない」

2021年11月18日 / 13:00

-甘利田は、食べる順番にすごくこだわりがありますが、市原さんは食へのこだわりはありますか。

 特に食べる順番にこだわりはありません。体のことを考えて、野菜もちゃんと食べなきゃと意識したり、ビタミンや栄養素、吸収率を考えて食べ物を掛け合わせたり…と気をつけますが、気にし過ぎてしまうより、おいしく頂くことを優先に楽しんでいます。

-「毎日絶対にこれは食べる」というルールはあったりしますか。

 逆に、撮影に入るとあまり食べなくなることがあります。それは精神的なもので、食べ過ぎると、緊張感が緩んでしまったり、芝居が重くなったりするんです。なので現場では、消化のいいうどんなど、軽めのものを食べることが多いです。

-うどんだけで、甘利田のテンションを維持するエネルギーは足りるんですか。

 正直に言うと、足りないです(笑)。どんな精神的な芝居よりも、アクションよりも、群を抜いて、全てを差し置いて、一番つらかったです。

-甘利田先生のテンションは、回を増すごとに上がりますからね。

 オリジナルなので、どれだけ新たなものを生み出せるかが勝負ですから、撮影中は寝られなかったです。それに相当体を酷使して動き回るので、体中筋肉痛です。なので、「season3」があったら、どんなふうになるのか…。これ以上いくと、飛べちゃいそう。翼が生えますね(笑)。

-「おいしい給食」劇場版第2弾の公開も決定しました。最後に視聴者へのメッセージをお願いします。

 皆さまの毎日がより楽しくなるきっかけになる作品にしたいと奮闘しました。誰が見ても、笑えて、給食の知識も、食の素晴らしさも感じていただきながら、道徳的な本質を投げ掛ける作品になっています。僕も精いっぱい恥ずかしい姿をさらしているので、ぜひ笑って見ていただきたいです。

(取材・写真・文/山中京子)

  • 1
  • 2
 

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

【映画コラム】時空を超えた愛の行方は『楓』『ビューティフル・ジャーニー ふたりの時空旅行』『星と月は天の穴』

映画2025年12月20日

『ビューティフル・ジャーニー ふたりの時空旅行』(12月19日公開)  友人の結婚式で知り合ったデビッドとサラは、レンタカーのカーナビに導かれ奇妙なドアにたどり着く。そのドアの先は、それぞれの「人生で一番やり直したい日」につながっていた。“ … 続きを読む

北香那「ラーメンを7杯くらい食べたことも」天野はな「香那ちゃんのバレエシーンは見どころ」 「ラーメン」と「クラシック・バレエ」が題材のコメディーで共演 NHK夜ドラ「替え玉ブラヴォー!」完成会見

ドラマ2025年12月19日

 12月19日、東京都内のNHKで、1月5日からスタートする夜ドラ「替え玉ブラヴォー!」の完成会見が行われ、主人公・千本佳里奈(ちもと かりな) 役の北香那、佳里奈の親友・二木優美(ふたぎ ゆみ) 役の天野はながドラマの見どころを語ってくれ … 続きを読む

【物語りの遺伝子 “忍者”を広めた講談・玉田家ストーリー】(9)浅間神社で語る「厄よけの桃」

舞台・ミュージカル2025年12月18日

 YouTubeもNetflixもない時代、人々を夢中にさせた“物語り”の芸があった——。“たまたま”講談界に入った四代目・玉田玉秀斎(たまだ・ぎょくしゅうさい)が、知られざる一門の歴史物語をたどります。  前回は、玉田家再興にあたり「三つ … 続きを読む

石井杏奈「人肌恋しい冬の季節にすごく見たくなる映画になっています」『楓』【インタビュー】

映画2025年12月17日

-実際に福士さんと共演してみていかがでしたか。  とてもすてきな方で、待ち時間にちょっとお話できたんですけど、すごく温厚な方でした。お芝居に関してはすごく真面目でストイックで、「このせりふはこうやって言ってみるのもありかも」というような優し … 続きを読む

染谷将太 天才絵師・歌麿役は「今までにない感情が湧きあがってきた」 1年間を振り返る【大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」インタビュー】

ドラマ2025年12月15日

-ご自宅でも絵の練習をされたそうですね。  台本が来るたびに絵を担当するチームとの打ち合わせがあり、練習用の絵が並んだ計算ドリルのようなプリントを数十枚いただくので、それを自宅に持ち帰り、宿題のように繰り返し描いて練習していました。 -歌麿 … 続きを読む

Willfriends

page top