エンターテインメント・ウェブマガジン
給食マニアの教師と生徒による「どちらが給食をおいしく食べるか」という闘いを描いた学園グルメコメディー、『劇場版 おいしい給食 Final Battle』が3月6日から全国公開される。本作で、ドラマに続いて給食マニアの教師・甘利田幸男を演じた市原隼人に、映画の裏話や、給食の思い出などを聞いた。
この役をどのように捉えたらいいのか、どんな感じで演じたらいいのか…と、とても悩みました。例えば、眼鏡は掛けた方がいいのか、芝居は自然にやるのか、それともファンタジーも混ぜてオーバーにやった方がいいのかなど、結構悩みました。その結果、見せ方よりも在り方を大切にしていこうと考えました。
撮影の前日までいろいろと話し合ったりもしましたが、現場に何かを持ち寄ったというよりも、現場の雰囲気を見て、「ここまで振り切ってみようかな」とか、「ここはぎこちなくしてみようかな」などと対応していった感じです。基本的にはぎこちなくて不器用な男の、給食に対する孤独なロマンの話です。だから、給食が彼を救ったり、給食を通して生徒との絆が深まったり、学校や他の教師との距離も縮まったりという話が展開していく、本当に独特な、パラレルワールドのような世界が描かれていきます。
甘利田は矛盾だらけの男です(笑)。自分でもせりふを言いながら、「この男は一体何なんだろう」と思いました。全ての概念を覆すような男ですが、それでいて人間くさいところもある。他の人はそこに吸い寄せられていくわけです。給食を愛し過ぎる姿が滑稽で笑えますが、無理に笑わせようという気持ちはありません。そこには悲劇もあるのですが、俯瞰( ふかん) で見ると喜劇になるという、そうしたことが作品に投影できていればいいなと思っています。
普段の食事を抑えて、体重が5キロぐらい落ちた状態にして、給食を喉に通す感覚がより鮮明になるように努めました。これほどまでにいろいろな人に見られながら食事をするのは初めてでした。それから、何となく当たり前のように食べてきた給食の献立の歴史などを僕が解説するので、多くのことが学べて、知識も増えてきたりして、楽しみながら演じることができました。こんなに食べる現場はもう二度とないだろうなと思います。カメラが回っているときだけ食べるというのは、僕にはできないので、それこそジャッキー・チェンのように、ひたすら真面目に食べました。自分でもその姿が好きです。
こんなにしゃべったのは初めてなんじゃないかというぐらい、とにかくナレーションの分量がすごいんです。それで、どうナレーションをつけたらいいのかと考えましたが、普通に話したのでは何か物足りないので、時々変化をつけたり、アドリブを入れたりして、回を重ねるごとにどんどん暴走していきました。そんなところも楽しんでいただければ幸いです。
舞台・ミュージカル2026年10月11日
作・中島かずき、演出・いのうえひでのりによって生み出された劇団☆新感線を代表する演目である「髑髏城の七人」。7年ごとに繰り返し上演され、そのたびにさまざまな工夫を凝らし進化をし続け、これまで11バージョンが上演されてきた。そして、今回「髑 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2026年10月10日
堤真一と濵田崇裕が初共演にしてダブル主演を務める、Bunkamura Production 2026/DISCOVER WORLD THEATRE vol.17「グレンギャリー・グレンロス」が、11月6日から上演される。本作は、1983年 … 続きを読む
映画2026年10月9日
10月9日から全国公開となる『遥かな町へ』は、「孤独のグルメ」「神々の山嶺」で知られる漫画家・谷口ジローの名作を実写映画化した作品だ。 建築デザイナーとして活躍する48歳の中原博史(大谷亮平)が、故郷・鳥取県の倉吉で母親の墓参りを済ませ … 続きを読む
映画2026年10月8日
「バックルームズ」(9月4日公開)★★★ 出口のない迷宮が生む恐怖 “あるはずのない隙間”から、黄色い壁に囲まれ蛍光灯に照らされた迷宮のような空間へ迷い込んだ男(キウェテル・イジョフォー)が、出口を求めてさまよう。インターネット発の都市伝 … 続きを読む
ドラマ2026年10月7日
10月7日(水)よる11時からカンテレ・フジテレビ系全国ネット「水ドラ★イレブン」枠で、新ドラマ「小麦とバターと復讐と」がスタートする。 夫と助手に裏切られ、命を落としたパン職人の野崎ミチルが、2年前にタイムリープし、過去をやり直しなが … 続きを読む