エンターテインメント・ウェブマガジン
杉咲花が主演するドラマ「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~」が、毎週水曜午後10時から日本テレビ系で放送中。うおやま氏の人気漫画を実写化した本作は、杉咲が演じる弱視の盲学校生・赤座ユキコと、杉野遥亮が演じるけんかっ早いけれど純粋なヤンキー・黒川森生が、お互いのことを理解し合い、引かれ合っていく様子を描くラブコメディー。2人の純愛模様のほか、弱視者の視点から見る社会や、主人公のユキコを思いやる優しい人間関係が描かれ、注目を集めている。ユキコが通う盲学校の近くにあるハンバーガーショップの茶尾店長を演じている古川雄大に、撮影現場の雰囲気や、弱視者の演技に挑戦している杉咲の印象、杉野との撮影時のエピソードや、本作を通じて伝えたいことなどを聞いた。
出演が決まって、すぐに原作を読ませていただいたのですが、きれいなラブストーリーが描かれている中に、すごく訴えかけられるものがあって胸を打たれました。最初は軽い気持ちで読み始めたのですが、ときには涙するような感動的な話もたくさんあって、いろいろなメッセージが散りばめられていたので、素晴らしい作品に出会えてよかったな、出演できて幸せだなと感じました。
すごく重いテーマではあるのですが、主人公のユキコが強い生き方をしていて、目が不自由な人に限らず、何かを抱えて生きている人たちの原動力になっていく描かれ方に作品の魅力を感じました。
茶尾店長は一見、軽いように見えて、実は芯がある熱い思いを持っているので、そのギャップを意識して演じています。茶尾店長は、すごく相手の目線や立場に立てる人だと思いますし、みんなが茶尾店長のようになれたら、理想の社会になっていくんじゃないかなというような、作品のテーマを体現している人だと思うので、常に思いやりを持って、みんなに優しい姿を目指しています。
すごく穏やかな空気が流れているなと感じています。主演の杉咲さんが明るくて、かわいらしい方なのですが、スイッチが入ると一瞬で役になり切るので、そのギャップを感じながら、頼もしい座長の背中を支えられたらいいなと思っています。
杉咲さんとは演技では目が合わないので、僕は毎回接するときに必ず「ユキコちゃん」と名前を読んでから接するんです。それは目が見えない人に対する気づかいとして、名前を呼んでからやり取りに入るのですが、杉咲さんが丁寧に演じてくださっているので、自然とそこに引き込まれていける感じがしています。
杉野さんは、すごく背が高いのでびっくりしました。身長の話をしたら、杉野さんが「獅子王役の鈴木伸之さんも、185センチで同じです」という話をされていて、そんなに大きいんだと思って。僕は182センチで、割と大きい方なので、あまり見上げる機会がないのですが、久しぶりに自分よりも大きい人を見上げたなと思いました。
ドラマ2025年7月5日
韓国の百想芸術大賞で作品賞、脚本賞、男性最優秀演技賞の3冠を達成した極上のサスペンス「怪物」。WOWOWが世界で初めてそのリメイクに挑んだ「連続ドラマW 怪物」(全10話)が、7月6日(日)午後10時から放送・配信スタート(第1話・第2話 … 続きを読む
ドラマ2025年7月5日
7月13日(日)にスタートする、松本潤主演の日曜劇場「19番目のカルテ」(TBS 毎週日曜夜9時~9時54分)。原作は富士屋カツヒト氏による連載漫画「19番目のカルテ 徳重晃の問診」 (ゼノンコミックス/コアミックス)。脚本は、「コウノド … 続きを読む
映画2025年7月4日
第42 回吉川英治文学新人賞を受賞した武田綾乃の小説を原作にした鮮烈な青春映画『愛されなくても別に』が、7月4日公開となる。浪費家の母(河井青葉)に代わってアルバイトで生活を支えながら、奨学金で大学に通う主人公・宮田陽彩が、過酷な境遇を受 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年7月4日
2019年に宝塚歌劇団を退団して以降、今も多方面で活躍を続ける紅ゆずる。7月13日から開幕する、ふぉ~ゆ~ meets 梅棒「Only 1,NOT No.1」では初めて全編ノン・バーバル(せりふなし)の作品に挑戦する。 物語の舞台は歌舞 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年7月3日
グローバルな広がりを見せるKカルチャー。日韓国交正常化60周年を記念し、6月28日に大阪市内で上演された「職人の時間 光と風」は、数ある韓国公演の中でも異彩を放っていた。文化をただ“見せる”のではなく、伝統×現代、職人×芸人、工芸×舞台芸 … 続きを読む