【インタビュー】ドラマ「らせんの迷宮~DNA 科学捜査~」中田圭祐「田中圭さんと安田顕さんのバディぶりが見どころです」

2021年10月22日 / 08:05

 田中圭が主演するドラマ「らせんの迷宮~DNA 科学捜査~」の放送が、10月15日からテレビ東京系でスタートした。本作は、「DNAはうそをつかない」が口癖の天才遺伝子科学者が、熱血刑事や科捜研の美女と共に難事件や未解決事件を解き明かし、遺伝子捜査の裏にある人間の業に迫るミステリー。 主人公の天才遺伝子科学者・神保仁を田中が演じ、神保と事件解決のためにタッグを組む熱血刑事・安堂源次を安田顕、科捜研の美女・乱原流奈を倉科カナが演じる。今回は、安堂と現場で行動を共にする若手刑事・瓜生夏樹役の中田圭祐に、演じた感想や本作の見どころ、田中や安田との撮影現場でのエピソードを聞いた。

インタビューに応じた若手刑事役の中田圭祐 (C)夏緑・菊田洋之・小学館/テレビ東京/AX-ON

-本作は、コロナ禍で撮影が中断した影響で、1年半の放送延期を経ての放送スタートとなります。長期にわたっての撮影となりましたが、作品へのモチベーションや気持ちをどのように保ちましたか。

 こんな経験は初めてだったのですが、撮影が中断しても1年後にはまた再開して、皆さんとお会いできることが決まっていたので、僕はいろんな経験を積んで、皆さんにパワーアップした自分を見せたいという思いで1年間を過ごしました。田中圭さんや安田顕さんをはじめ、皆さんに久しぶりにお会いしたときは、すごくうれしかったです。

-最初に台本を読んだときの感想は? 

 DNAについて、すごく勉強になることが多くて、DNAってすごいなと思いました。安田さんが演じる、僕の上司が昭和気質で熱血な人なので、瓜生はこの人のそばで若いながらにどんどん成長していくんだろうなと、すごく面白く読み進めました。

-役を演じる上で意識したことは?

 瓜生は、安田さんが演じる熱血で最高な上司と出会って、その背中を見て成長していくので、瓜生の良いところを自分も伸ばしていきたいという意識がありました。瓜生は今どきの子っぽいところがあるのですが、安田さんのことを心の中ではすごく尊敬していて、「こういう生き方ができる男っていいな」という思いがあるなと感じていたので、瓜生も、たまに熱くなる部分を見せたり、安田さんと、いい上司と部下という関係性が作れたらいいなと思っていました。

-主演の田中圭さんの印象を教えてください。

 圭さんとは今作で3回目の共演で、同じ事務所の先輩でもあるのですが、すごく話が面白くて優しい方です。現場では、演技の技術的なことを圭さんに聞きにいくと、「こうしたらいいんじゃない?」と優しく教えてくださったり、とても気さくな方なので、待ち時間に面白い話をたくさんしてくださって。今回は撮影期間が長かった分、オンの圭さんを近くでたくさん見られて楽しかったですし、すごく勉強になりました。

-田中さんの背中を見て、どんなところが勉強になったなと感じましたか。

 圭さんは共演者の方と楽しく話をしたり、フラットに現場にいらっしゃって、いざ撮影が始まるとパンッと切り替わる、その切り替わりを間近で見ることができて、現場での居方を教えていただきました。スタッフさんに聞いたのですが、圭さんが僕の撮影シーンをモニター越しに見てくださっていることがあるそうなので、気に掛けてくださっているんだなとキュンとしました(笑)。またご一緒させていただく機会があれば、圭さんに「前より良くなったよ」と言っていただけるように頑張りたいと思います。

-上司役の安田顕さんとは、どのような話をしましたか。

 安田さんとは初共演だったのですが、僕は役者の世界を全然知らないので、安田さんに「何か気になったところがあれば言ってください」とお伝えして、教わったことを忘れないように台本にメモしていました。撮影が中断した1年間も、メモを見直して、安田さんに言われたことを次は気を付けるようにしようと思いましたし、役柄の関係性と同じように、最高の上司と部下という関係でいられました。撮影のオフタイムのときは、圭さんと安田さんが、家族のことだったり、いろいろな楽しい話をされているので、僕は近くで貴重な会話を聞いているのが楽しかったです。

 
  • 1
  • 2

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

ハリウッド・リメイク決定!インド発ノンストップ・アクション!「日本の皆さんにも楽しんでいただけるはず」ニキル・ナゲシュ・バート監督『KILL 超覚醒』【インタビュー】

映画2025年11月13日

 40人の武装強盗団が、ニューデリー行きの特急寝台列車を襲撃! 刀を手に乗客から金品を奪う強盗団のリーダー、ファニ(ラガヴ・ジュヤル)は、大富豪タークルとその娘トゥリカ(ターニャ・マニクタラ)を人質に取り、身代金奪取をもくろむ。だがその列車 … 続きを読む

上白石萌歌「小さなお子さまから大人の方まで幅広く届いてほしいと思います」『トリツカレ男』【インタビュー】

映画2025年11月11日

 何かに夢中になると他のことが目に入らなくなってしまうジュゼッペ(声:佐野晶哉)は、街の人々から「トリツカレ男」と呼ばれている。ある日、ジュゼッペは、公園で風船売りをしているペチカに一目ぼれし、夢中になるが…。作家・いしいしんじの同名小説を … 続きを読む

八木莉可子「相反する二面性をどちらも大切にしたい」「終幕のロンド -もう二度と、会えないあなたに-」【インタビュー】

ドラマ2025年11月10日

 草なぎ剛主演の月10ドラマ「終幕のロンド -もう二度と、会えないあなたに-」(カンテレ・フジテレビ系/毎週月曜午後10時)。第3話で強烈なインパクトを残したゆずは(八木莉可子)の母(雛形あきこ)が、再びHeaven’s messenger … 続きを読む

目黒蓮が抱いた“継承への思い” 妻夫木聡、佐藤浩市から受け取った“優しさ”と俳優としての“居住い” 日曜劇場「ザ・ロイヤルファミリー」【インタビュー】

ドラマ2025年11月9日

 日曜劇場「ザ・ロイヤルファミリー」への出演発表時、“物語の鍵を握る重要な役どころ”という情報のみだった目黒蓮演じる謎の人物。そこから約2カ月、11月2日放送の第4話でようやくその正体の一端が解禁された。男の名は中条耕一、佐藤浩市演じる山王 … 続きを読む

堤真一、三宅唱監督「実はこういうことも奇跡なんじゃないのということを感じさせてくれる映画だと思います」『旅と日々』【インタビュー】

映画2025年11月6日

 三宅唱監督が脚本も手掛け、つげ義春の短編漫画『海辺の叙景』と『ほんやら洞のべんさん』を原作に撮り上げた『旅と日々』が11月7日(金)から全国公開される。創作に行き詰まった脚本家の李(シム・ウンギョン)が旅先での出会いをきっかけに人生と向き … 続きを読む

Willfriends

page top