【インタビュー】『科捜研の女 -劇場版-』内藤剛志「一度でも『科捜研の女』に加わった人間はみんなファミリー」

2021年9月2日 / 07:01

-「一度でも『科捜研の女』に加わった人間はみんなファミリー」とのことですが、今回の劇場版でカギを握る大学教授・加賀野亘を演じるのは、物語の舞台となる京都出身の佐々木蔵之介さんです。土門との対決は大きな見どころですね。

 蔵之介は大好きな俳優なので、楽しかったです。僕も京都に住んでいるので親近感もありますし、何よりものすごく力のある俳優ですから。対決はやっぱり、相手が強い方が面白いですからね。

-佐々木さんとのお芝居はいかがでしたか。

 今まで仕事をしたことがあるから、「こういう演技を作るんだろうな」というのはなんとなく分かるんです。そこを楽しみにしているけど、お互いに準備はしても、決め切ってはいない。だから、現場でパンと出したものが正解になる。8割から9割準備をして、最後の1割はフリーハンドにしておく。そういうやり方が、蔵之介とはすごくうまくいったと思います。お芝居の打ち合わせは一切しなかったですけど、対決だからといって「口を利かない」ということもなく、本番直前までばか話ばかりして(笑)。

-現場がそんな和やかだったとは思えないほど、お二人の火花散る対決に息を飲みました。

 それも、お互いに信頼しているからできること。だから、すごく楽しかった。

(取材・文・写真/井上健一)

(C)2021「科捜研の女 劇場版」製作委員会

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