【インタビュー】ドラマParavi「来世ではちゃんとします2」内田理央「私にとっての代表作になった」

2021年9月8日 / 08:05

 内田理央が主演するドラマParavi「来世ではちゃんとします2」(毎週水曜深夜0時40分/テレビ東京系)が放送中だ。本作は、2020年に放送され、内田が5人のセフレと関係を持つ性依存系女子を演じ、体当たりの演技と、誰しもが心のどこかにグサッとくるストーリーが話題となったドラマのシーズン2。CG制作会社「スタジオデルタ」で働く社員たちが、性をこじらせ、生き方をこじらせながらも、しぶとく生きていく姿を描く。主人公の大森桃江を演じる内田に作品への思いや撮影での裏話を聞いた。

内田理央(ヘアメーク:Midori/スタイリスト:ゴトウカナエ) (C)テレビ東京

-続編が決まったときはどんな気持ちでしたか。

 こんなに早いスパンでシーズン2ができるのは本当にありがたいことだと思いました。シーズン1を作っているときから「原作が続く限りシーズン2も作れるんじゃないか」とキャストの皆と話していたので、それがかなってうれしかったです。

-主演作の続編というのは、思い入れも深いと思いますが、主演についてはどんな思いがありますか。

 おっしゃる通り、主演というのはやはり私にとって特別です。もちろんプレッシャーもありましたが、それ以上に楽しくできた作品でしたので、今後もすごく大切にしたい作品になりました。

-これまでとは違う役柄を演じたことで、反響も大きかったのでは?

 そうですね。シーズン1を作っているときは、女性が共感できる作品にしたいと思って制作していましたが、視聴者の皆さんにどう伝わるのかという不安もありました。ですが、Paraviでは視聴者のほとんどが女性で、20~30代の方がたくさん見てくださっていると聞いて、スタッフやキャストの皆さんと頑張ってきたことが伝わったんだとうれしく思いました。シーズン1が他の配信サービスでも配信されるようになってからは、コロナ禍でおうち時間が増えたこともあって、見てくださる方もより増えて、Netflixでは日本での視聴数のランキングで3位になったんです。私の大好きなアニメの「呪術廻戦」と「進撃の巨人」に挟まれて(ランクインして)いたのがうれしくて、スクショ撮りました(笑)。

-この作品が女性から愛された魅力はどこにあると思いますか。

 主人公の桃ちゃん(大森桃江)はセフレが5人いるという、一見、過激に見える女の子ですが、桃ちゃんと同じ恋愛観じゃない方も切なさや心の痛みは共感していただけるところがあると思います。そこがこの作品の魅力なのかなと思います。

-内田さん自身は、桃江のどんなところに共感できますか。

 桃ちゃんは幸せになりたいという思いを強く持っている人なのに、相手が欲しいものを与えるばかりで自分の幸せは後回しになっているというところは共感できるポイントだと思います。私自身は、人に与えるばかりというタイプではありませんが、相手の幸せばかりを考えてしまって、自分を大事にできないときというのは誰にでもあると思うので、桃ちゃんの気持ちも理解しやすいと思います。

-シーズン2では、内田さんから見て桃江はどんなところが成長していると思いますか。

 成長していると言いたいのですが、「来世ではちゃんとしよう」と思っている女の子なので、現世ではあまり成長していないのかなと思ってます(笑)。駄目なところは駄目なまま、こじらせたところはこじらせたままだと思いますが、シーズン1よりも恋愛はしているので、そこは変化かもしれません。今回はEくんと同居することになったり、松田くん(小関裕太)とのドキドキキュンキュンなシーンも増えています。

-桃江を演じる上で、どんなことを意識しましたか。

 女性が見ても嫌悪感を抱かないようにというのはすごく気をつけていました。エロいシチュエーションやエロいせりふを、いかにポップに演じるかというのは課題だったと思います。例えば、原作では「あ~ん」と書かれているあえぎも、それをそのまま演じてしまうと生々しくなってしまうので、「あ~れ~」とコメディーチックに、ポップになるように監督やプロデューサーさんと相談しながら作っていきました。“ほっこりエロラブコメディー”を目指していたんです。「ちびまる子ちゃん」を憧れの作品として、そんな作品を目指したいというのは心の片隅において演じました(笑)。(演じるのは)すごく難しかったですが、だんだんと「来世ちゃん」の雰囲気もつかんできたので、私にとっての代表作になったのかなと思います。

 
  • 1
  • 2

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

市川團十郎、市川新之助「こういう形で記録に残せたのは非常によかったと思います」【インタビュー】『襲名』

映画2026年9月24日

 十三代目市川團十郎白猿の襲名と八代目新之助の初舞台を正面から捉えた、三池崇史監督のドキュメンタリー映画『襲名』が、9月25日から全国公開される。映画の公開を前に、團十郎、新之助親子に話を聞いた。 -まず、映画を見て感じたことから伺います。 … 続きを読む

尾上松也「金田一耕助を演じる喜びがふつふつと」奥智哉「今の時代にふさわしい作品に」名作ミステリー映画で共演『八つ墓村』【インタビュー】

映画2026年9月18日

 横溝正史原作の名作ミステリーが、令和の時代によみがえる!これまで繰り返し映像化されてきた『八つ墓村』が装いも新たに映画化され、9月18日から全国公開となる。  岡山県の山奥にひっそりとたたずむ八つ墓村で起きる連続殺人の謎に、名探偵・金田一 … 続きを読む

有村架純、石田ひかり、姫野花春「見終わった後ですごく幸せな気持ちになれる映画です」『さとこはいつも』【インタビュー】

映画2026年9月18日

 沖田修一監督が、年齢も育った環境も異なる3人の「さとこ」という女性の人生が交差していく様子をオリジナルストーリーで描いた『さとこはいつも』が、9月18日から全国公開。本作で、35歳の沙都子を演じた有村架純、55歳の里子を演じた石田ひかり、 … 続きを読む

見上愛「樹里ちゃんは周りを安心させる空気感を持っている」上坂樹里「愛さんが私を直美にしてくれました」主演の2人が撮影を振り返る【連続テレビ小説「風、薫る」インタビュー】

ドラマ2026年9月17日

 NHKで好評放送中の連続テレビ小説「風、薫る」。田中ひかるの著書『明治のナイチンゲール 大関和物語』を原案に、明治時代、当時まだ知られていなかった看護の世界に飛び込んだ一ノ瀬りん(見上愛)と大家直美(上坂樹里)という2人のナースの冒険物語 … 続きを読む

丸山隆平「きっと誰も見たことがないものになる」 舞台「water」で挑む半自伝的作品【インタビュー】

舞台・ミュージカル2026年9月14日

 丸山隆平と、演劇団体マームとジプシーの主宰を務め、劇作家・演出家として注目される藤田貴大が企画し、作り上げる舞台「water」が9月27日から上演される。本作は、丸山の記憶の断片を散りばめながら、藤田の視点で見つけた京都という土地、そして … 続きを読む

page top