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どれもすごく熱いシーンを書いていただいたおかげで、すべての役者さんが想像を超えてきてくれたと思います。その中でも特に印象的だったのが、息子を全員、役人に連行されてしまった(尾高)やへ(手塚理美)が、「水戸が憎い」と怒りをあらわにするシーンです。もともと、台本にはなかったんですけど、手塚さんが「息子の名前を一人ずつ呼びたい」とおっしゃったので、家の中に独りぽつんと座って名前を呼ぶところからお芝居を撮らせていただきました。台本では2行ぐらいのシーンですが、それを手塚さんがあそこまで膨らませてくださって…。僕も子どもがいるので、心にくるものがありました。
今は共に一橋家にいる慶喜と栄一ですが、これから離れ離れになり、栄一の地位はどんどん上がっていきます。やがて年を重ね、近代日本の礎を築き上げるほどの人物になったとき、ふと慶喜のことを思い出し、慶喜の伝記の編纂を始めるんです。そのとき、なぜ栄一の気持ちが慶喜に戻ったのか。その瞬間を大森さんがどんなふうに描いてくるのか。それがすごく楽しみです。これから栄一は、円四郎の遺志をバトンのように受け継いでいくことになるので、第十六回はそういう先のことも見すえて演出したつもりです。
(取材・文/井上健一)
ドラマ2025年12月1日
-雰囲気のいい現場だったようですね。 中でもしのぶさんは、「これはこういうことなのかな?」といった感じで、積極的に質問をされるんです。その上、「私、緊張しちゃう」などと、ご自身の気持ちを織り交ぜながら現場にいてくださるので、私も質問が … 続きを読む
ドラマ2025年12月1日
―確かにその通りですね(笑)。 ただ、大半は史実通りですが、(小田)新之助(井之脇海)とふく(=うつせみ/小野花梨)ととよ坊の一家、序盤に登場した蔦重の恩人の花魁・朝顔(愛希れいか)など、一部に私が創作したオリジナルキャラもいます。と … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年11月30日
今期も三谷幸喜の「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」に出演するなどドラマや映画で注目を集め、舞台やさまざまなジャンルでも活躍する富田望生。その富田が、2026年1月10日から上演する舞台「世界の終りとハードボイルド・ワンダ … 続きを読む
映画2025年11月29日
『栄光のバックホーム』(11月28日公開) 2013年のプロ野球ドラフト会議で指名され、鹿児島実業から阪神タイガースに入団した18歳の横田慎太郎(松谷鷹也)。誰もがその将来に大きな期待を寄せていたが、突然横田の目にボールが二重に見えるとい … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年11月29日
氷川きよしが座長を務める「氷川きよし特別公演」が2026年1月31日に明治座で開幕する。本作は、氷川のヒット曲「白雲の城」をモチーフにした芝居と、劇場ならではの特別構成でお届けするコンサートの豪華2本立てで贈る公演。2022年の座長公演で … 続きを読む