エンターテインメント・ウェブマガジン
中井 そうですね。大介を演じていると、鉄平という男の甘さが見えてくるんです。山崎さんの原作には、そういうものがすごくうまく描かれている。その甘さや憂いみたいなものを一生懸命出そうとしている向井くんの姿勢には、とても好感が持てました。彼にぴったりな役であることは、ご覧いただければすぐに分かると思います。
内田 向井くんとは何度か共演したことがありますが、鉄平が大介さんに真正面からぶつかる場面の撮影では、今まで見たことのないような顔をしていたんです。私も精いっぱい、貴一さんに食らいついていきましたが、向井くんも、鉄平が大介に向き合うときの甘さや若さ、哀愁といったものを、現場で爆発させるように、自分の中でいっぱいいっぱいに作ってきている。それを見ると、私もさらに精いっぱい向き合わなければ…という気持ちになって。そういう相乗効果がすごくありました。言ってみれば、いいライバル関係のような感じです。
中井 やっぱり、人間の普遍性ってあるんですよね。時代が変われば、着るものや、乗る車、使う電化製品などは変わりますが、人間の本質は変わらない。そういう意味では時代を越え、現代の視聴者の方にも人間味にあふれたドラマとして楽しんでいただけるのではないでしょうか。
内田 原作を読んだとき、「人の不幸は蜜の味」という言葉が頭に浮かんできたんです。華やかな世界の栄光と、そこからの崩壊や転落といった部分が魅力のような気がして。でも、自分で演じてみると、相子には何も恥じることはなく、「ここで精いっぱい生きていく」と覚悟を決めた女性であると思えてきた。高須相子や万俵大介という人に対して、見る側と演じる側とではこんなにも印象が違うのか…と驚きました。人間の本音や正直な部分を包み隠さず体現しているのが大介と相子です。今回は、今の時代に合わせて進化した高須相子と万俵大介になっているので、皆さんに楽しんでいただけるのではないかと思います。
(取材・文/井上健一)
映画2026年5月15日
-いつも通りというのは? 彼は普段、ひょうひょうとして冗談もよく言いますが、仕事に関してはすごくまじめな人で、普通の人なら見過ごしそうなところまで気を遣いますし、芝居は常に全力でやる。僕は舞台でも彼と共演したことがありますが、常に全力なん … 続きを読む
ドラマ2026年5月14日
NHKで好評放送中の大河ドラマ「豊臣兄弟!」。戦国時代、主人公・豊臣秀長(=羽柴小一郎長秀/仲野太賀)が、兄・秀吉(=羽柴秀吉/池松壮亮)を支え、兄弟で天下統一を成し遂げるまでの軌跡を描く物語は快調に進行中。5月10日に放送された第18回 … 続きを読む
映画2026年5月8日
-物語は、太吉と気の荒い青年・新左の関係を軸に進みます。序盤、入れ墨をしたヤクザのような格好で太吉の家に乗り込んできた新左は、大けがをして太吉に手術で命を救われたことをきっかけに、生き方が大きく変わっていく。新左役の藤原季節さんとの共演はい … 続きを読む
舞台・ミュージカル2026年5月5日
ウォルト・ディズニーが映画化し、アカデミー賞5部門を受賞した映画を原作とした、ミュージカル「メリー・ポピンズ」。現在上演中の日本プロダクションが、5月6日に記念すべき250回公演を迎える。それに先立ち、メリー・ポピンズ役の濱田めぐみと、バ … 続きを読む
舞台・ミュージカル2026年5月3日
元BE:FIRSTのメンバーで、朝の連続テレビ小説「虎に翼」でヒロインの弟役を演じて話題を集めた三山凌輝が、ミュージカル「愛の不時着」でミュージカル初主演を果たす。韓国の財閥令嬢と朝鮮人民軍軍人の国境を超えた愛を描いた本作は、2019年か … 続きを読む