エンターテインメント・ウェブマガジン
そうですね。吉沢さん、高良さんと3人で幼なじみを演じられるのは、私にとってすごくラッキーでした。
渋沢さんは、ビジネスの才覚がずば抜けていて、幾らでもお金を稼げた人だと思うんです。そっちに振り切れる局面は恐らく何度もあったでしょうし、あれほどの才覚があれば、普通はお金もうけに偏ってしまう人も多いはず。実際に渋沢さんも、「道徳とビジネスの両立はすごく難しい」とお年を召されてからおっしゃっていたそうですし。ということは、人生を懸けてそれを両立させようとした方なんだろうなと。それほどの商才がありながらも、人の心を重んじて、その両立に人生を懸けた。そこが、「人はこうあるべき」と思えたんです。「周りのみんなが幸せなのが一番」と言い、才能を自分のためでなく、周りの人のために使った。そこにものすごくグッときました。
栄一さんと家族になり、千代はこれからますますたくましく成長していきます。最近の撮影でも、今までにない気迫みたいなものがあふれていて、徐々に変わってきているな…と。母親になり、いろいろな悲しみも経験し、どんどん人としての幹が太くなってきました。そんなふうに、栄一さんと共に歩む千代の成長を感じていただけたら、すごくうれしいです。
(取材・文/井上健一)
映画2025年9月18日
『遠い山なみの光』(9月5日公開) 1980年代のイギリス。日本人の母とイギリス人の父との間に生まれロンドンで暮らすニキ(カミラ・アイコ)は、大学を中退し作家を目指している。ある日、彼女は執筆のため、異父姉の景子が亡くなって以来疎遠になっ … 続きを読む
2025年9月18日
▼新しい美の概念 志賀直哉や武者小路実篤らと文芸雑誌『白樺』を創刊し、西洋美術を紹介していた柳宗悦(1889-1961)は、浅川兄弟との関わりで初めて朝鮮に興味を持つことになる。 「(彫刻家を目指していた)伯教さんは『白樺』を読み、柳先 … 続きを読む
映画2025年9月18日
-劇中に流れるさまざまな曲は、全て監督のチョイスですか。 音楽は全て私のチョイスです。こういうシーン、こういう状況だったらこの音楽は意味があるかなと考えながら一つ一つ選んでいきましたが、いろんな人たちの意見も聞きましたし、私自身もたくさん … 続きを読む
映画2025年9月16日
-お芝居に悩んだり、難しさを感じたりすることはありませんでしたか。 前田 たくさんあります。でもその都度、松井監督と相談しながら進めていきました。迷ったときは、松井監督を信じればいい、という信頼関係が出来上がっていたので。 窪塚 松井監督は … 続きを読む
映画2025年9月12日
-ルンメイさん、夫・賢治役の西島秀俊さんの印象はいかがでしたか。 ルンメイ 今回西島さんと一緒にお仕事ができたことはとても光栄でした。西島さんは経験豊かな方なので、私は現場でとても安心して演技をすることができました。西島さんがいろんなエネル … 続きを読む