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そうですね。吉沢さん、高良さんと3人で幼なじみを演じられるのは、私にとってすごくラッキーでした。
渋沢さんは、ビジネスの才覚がずば抜けていて、幾らでもお金を稼げた人だと思うんです。そっちに振り切れる局面は恐らく何度もあったでしょうし、あれほどの才覚があれば、普通はお金もうけに偏ってしまう人も多いはず。実際に渋沢さんも、「道徳とビジネスの両立はすごく難しい」とお年を召されてからおっしゃっていたそうですし。ということは、人生を懸けてそれを両立させようとした方なんだろうなと。それほどの商才がありながらも、人の心を重んじて、その両立に人生を懸けた。そこが、「人はこうあるべき」と思えたんです。「周りのみんなが幸せなのが一番」と言い、才能を自分のためでなく、周りの人のために使った。そこにものすごくグッときました。
栄一さんと家族になり、千代はこれからますますたくましく成長していきます。最近の撮影でも、今までにない気迫みたいなものがあふれていて、徐々に変わってきているな…と。母親になり、いろいろな悲しみも経験し、どんどん人としての幹が太くなってきました。そんなふうに、栄一さんと共に歩む千代の成長を感じていただけたら、すごくうれしいです。
(取材・文/井上健一)
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