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上川隆也が主演するドラマ「能面検事」(テレ東系)が放送中だ。本作は中山七里氏の小説「能面検事」シリーズをドラマ化。大阪地検きってのエース検察官で、全くの無表情で歯に衣着せぬ物言いをする“能面検事”不破俊太郎(上川)が、権力者による圧力や組織のしきたりに屈することなく、事件の真相を暴いていく骨太で痛快なリーガルミステリー。本作で大阪地検総務課の事務官・前田拓海役を演じている大西流星(なにわ男子)が、役作りや役柄と自身の共通点、撮影現場のエピソードなどを語った。
(C)テレビ東京
まさか23歳の自分が事務官の役をいただけるなんてという驚きと、僕の私生活ののんびりしたゆるさとのギャップを感じて“大西流星でもやっていいんだ”という、うれしい気持ちがありました。今まで学生の役はたくさんやってきたのですが、大人になっていく中で、徐々にお仕事ドラマに出演できるようになってきたのは成長して大人になってきたんだなと実感しました。
「能面検事」という作品名の通り、上川さんが演じる不破検事が表情1つ変えずに、誰に対しても感情を動かさずに事件に向き合っている姿がカッコ良いなと思いました。不破検事は周りからは不思議な目で見られているのですが、事件を解決するために、そういう表情をしているのはプロフェッショナルだと思いますし、ただ事件を解決するドラマではなく、ひと癖ある面白い作品だと思いました。
今回は関西弁を話す役なので、自分の持ち前の関西弁を活かせるうれしさもありますし、お芝居の中で事件に関する難しい用語がたくさん出てくるので、撮影の中では苦戦しながらも成長できているのかなと感じています。
僕は普段は関西弁で話すのですが、お芝居では標準語しか使ってこなかったので、リハーサルのときに監督に「このワードが標準語になっていたよ」と言われて、僕は関西人としてなんてことをしているんだ! と思い、本当に自分で自分を叩きたいくらいでした(笑)。そのことがあってからは、せりふを“マシマシの関西弁”で言わないといけないなと思って、始まる前に関西弁がゲキ強なアンミカさんを自分の中に1回召喚させて、せりふをコテコテの関西弁に変換して読むというのをやっていて、それがいいスパイスになっています(笑)。
普段スーツを着る機会が少ないので、スーツを着ると背筋が伸びてキリッとした表情をしないといけないなという気持ちになりますし、スーツのCMにも出演させていただいているので、しっかり着こなさないといけないなと思っています。髪型はヘアメークさんと相談して決めました。若手の事務官ですし、センター分けで風にさらっとなびく感じにして、自分の中では“ザ・さわやか公務員”というイメージです。
前田くんが先輩の背中を見て、いろいろ吸収したいなと思う姿は自分と似ていると思います。事務所の先輩たちの姿をたくさん見てきて、引っ張ってもらう立場というのも同じですし、前向きにいろんなことを取り入れていこうという精神も共感できるところです。
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