「派手な衣装からも、どこか憎めないキャラクターとして目に止まれば」ユースケ・サンタマリア(朝倉義景)【「麒麟がくる」インタビュー】

2020年11月22日 / 20:55

-ところで、足利義昭(滝藤賢一)が自分を裏切って織田信長と共に上洛した際、義景は相当悔しがっていましたね。

 義景は子どものようにわめいていましたよね。リハーサルから全力で怒った芝居をしていたのですが、監督からは「もっと怒ってくれ」と言われてしまって。本番まで声が持つか、心配になりました(笑)。ただその結果、今まで見せたことのない顔になっていたんじゃないかな…と。義景は、撮影をすればするほど、見せたことのない顔をしているな…と自分でも思っているんです。その都度、いろいろな顔を見せられるようにやっているので、そういう意味では、やりがいのある役だと感じています。

-今後の見どころは?

 やはり、義景と信長の確執ですね。今後ますます高まってくるので、ぜひご覧いただければ。個人的には、春風亭小朝さんが演じる比叡山延暦寺の住持・覚恕を楽しみにしています。少しだけお姿を拝見しましたが、想像の何倍も怪しさをまとっているんです。この2人と義景がどう関わっていくのか、僕も楽しみにしています。

(取材・文/井上健一)

朝倉義景役のユースケ・サンタマリア

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