「派手な衣装からも、どこか憎めないキャラクターとして目に止まれば」ユースケ・サンタマリア(朝倉義景)【「麒麟がくる」インタビュー】

2020年11月22日 / 20:55

-ところで、足利義昭(滝藤賢一)が自分を裏切って織田信長と共に上洛した際、義景は相当悔しがっていましたね。

 義景は子どものようにわめいていましたよね。リハーサルから全力で怒った芝居をしていたのですが、監督からは「もっと怒ってくれ」と言われてしまって。本番まで声が持つか、心配になりました(笑)。ただその結果、今まで見せたことのない顔になっていたんじゃないかな…と。義景は、撮影をすればするほど、見せたことのない顔をしているな…と自分でも思っているんです。その都度、いろいろな顔を見せられるようにやっているので、そういう意味では、やりがいのある役だと感じています。

-今後の見どころは?

 やはり、義景と信長の確執ですね。今後ますます高まってくるので、ぜひご覧いただければ。個人的には、春風亭小朝さんが演じる比叡山延暦寺の住持・覚恕を楽しみにしています。少しだけお姿を拝見しましたが、想像の何倍も怪しさをまとっているんです。この2人と義景がどう関わっていくのか、僕も楽しみにしています。

(取材・文/井上健一)

朝倉義景役のユースケ・サンタマリア

  • 1
  • 2
 

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

城田優が語るミュージカル映画の魅力 「ただ画面を見ていれば物語に入り込める」【インタビュー】

舞台・ミュージカル2025年10月29日

 本場ブロードウェイの舞台を中心に数々の傑作を映画館で楽しめる「松竹ブロードウェイシネマ」が、10月31日から「松竹ブロードウェイシネマ 2025秋」と題した連続上映を開催。トニー賞などを受賞した「エニシング・ゴーズ」「インディセント」「タ … 続きを読む

『物語りの遺伝子 “忍者”を広めた講談・玉田家の物語」』(6)オノマトペに浸かる

2025年10月28日

 YouTubeもNetflixもない時代、人々を夢中にさせた“物語り”の芸があった——。“たまたま”講談界に入った四代目・玉田玉秀斎(たまだ・ぎょくしゅうさい)が、知られざる一門の歴史物語をたどります。 ▼それは漫画本だった  玉秀斎が小 … 続きを読む

草なぎ剛「やっぱりすごい…。心からリスペクトしています」 風吹ジュン「学ぶことも多く、新しい意識が生まれるドラマ」「終幕のロンド」【対談インタビュー】

ドラマ2025年10月27日

-お二人は、娘の真琴(中村ゆり)に余命を伝えないと決めたこはるの生き方に共感できますか。 風吹 こはるは愛に生きる人なので、会えばけんかばかりしてしまう娘でも、そこには母親としての愛情しかなくて、それが彼女の決意、引いては“死にざま”につな … 続きを読む

沢村一樹「勝負は“確認作業”」 孤高の馬主が見つめる“真の競馬”とは 「ザ・ロイヤルファミリー」【インタビュー】

ドラマ2025年10月27日

-感情を表に出さない冷静な椎名を、どのように意識して演技に臨んでいますか。  椎名にとって、レースは「確認作業」なんです。それが正しかったか、正しくなかったか。もし勝ったら「これが正しかったんだ」という確認ができて、逆に負けたら「何を変えた … 続きを読む

長尾謙杜&山田杏奈&石原慎也(Saucy Dog)が話題の映画でタッグ!「主題歌が主人公たちの気持ちを表している」『恋に至る病』【インタビュー】

映画2025年10月24日

-そうやってお2人が繰り広げる物語がドラマチックな分、エンディングに流れる「奇跡を待ってたって」が心に染み入ってきます。 石原 映画の内容をきちんと踏まえた曲にしたかったので、エンディングが始まって何秒で風景が変わり…といったことを細かく計 … 続きを読む

Willfriends

page top