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あのシーンは、長回しで撮影しました。松山さんは、気遣いがよくて、私が自分のことだけに集中できる空間を作ってくださるので、とても頼もしく感じていました。こちらが無理をしなくても、そこに(雅代たちが劇中で呼んでいる呼び名の)“えっち屋さん”としていてくださっていたので、安心して自分の演技ができました。
(原作の)桜木先生が、この作品について「何かから積極的に逃げるということは、変換するとものすごく前向きな行為なんじゃないか」とおっしゃっていて、目からうろこでした。それを聞いて、ラブホテルを舞台にして、そこでさまざまな事件が起きるという物語ですが、最終的にはとても前向きな映画なのかもしれないと思いました。この作品を見て、どう感じるのかは見てくださった方の自由だと思いますが、どこかで、見てくださった方の背中を押せる作品になればいいなと思っています。
(取材・文・写真/嶋田真己)
映画『ホテルローヤル』は11月13日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー。
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映画2025年5月16日
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映画2025年5月12日
ーところで本作は、研さんの9年ぶりの映画主演作だそうですね。 研 そういうことは全く頭になかったです。「何周年記念のお祝い」みたいなことがあまり好きではないんです。「何年やったからといって、何が偉いの?」と思ってしまって。自分が人間的に成長 … 続きを読む