悲運の剣豪将軍・足利義輝に訪れる最期の時「武家の棟梁らしく、勇ましく散ることができたら」向井理(足利義輝)【「麒麟がくる」インタビュー】

2020年9月19日 / 14:00

-終盤に向けて、義輝を演じる上で変えていったこと、変えなかったことは?

 どこか達観している部分もあり、終盤は自分の行く末を分かっているような気持ちでいました。その一方で、“麒麟が来る道”をいつまでも模索していたように思います。

-これまでで印象に残ったシーンは?

 第二十三回、誰も味方がいなくなった義輝がたった一人で光秀と対面するシーンは、将軍とはいえ、一人の人間の危うさのようなものがあり、印象的でした。

-義輝の最期はどんなふうに演じられましたか。

 “剣豪将軍”と呼ばれる義輝について調べる中で、史実から創作まで、さまざまなエピソードが残っていることを知りました。その中から、合理性や物語性、さらに今回の大河ドラマの目指すところを意識して、殺陣を考えていただいています。僕としては、武家の棟梁らしく、勇ましく散ることができたら…と思っていました。今までにない立ち回りになっているので、細かい部分も見ていただければ幸いです。

(取材・文/井上健一)

足利義輝役の向井理

  • 1
  • 2
 

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

山崎育三郎「一番、自分に近い存在」 ミュージカル「ファインディング・ネバーランド」が伝える「解釈力」【インタビュー】

舞台・ミュージカル2026年10月31日

-改めて、この作品の魅力はどんなところにあると感じていますか。  僕は、生きていく中で「解釈力」が大事だなと思っています。生きているといろいろなことが起きますよね。大変な状況や苦しいこと、大失敗もある。でも、起こった事実は変えられなくても、 … 続きを読む

【映画コラム】10月の公開映画から

映画2026年10月31日

「クジラに落ちた男」(16日公開)★★★ 父を知り、父を乗り越える  巨大なマッコウクジラに丸のみにされた17歳のジェイ(オースティン・エイブラムス)が、亡き父の教えを頼りに脱出を図る。ブライアン・ダッフィールド監督が描くのは、「ピノキオ」 … 続きを読む

柳楽優弥「川栄さんと真剣に作品に向き合ってきた」川栄李奈「柳楽さんを信頼しています」共演4度目の2人が伝説的作品に挑む『RYUJI 竜二』【インタビュー】

映画2026年10月30日

-以前お話を伺った際、柳楽さんはご自身のお芝居について「以前は自分を役に寄せていくやり方をしていたが、『浅草キッド』の後からは、自分のパーソナルな部分を役に反映させて演じるようにしている」というお話をされていました。今回、竜二という役に対し … 続きを読む

横浜流星に「流星をよろしく」の声続々 『国宝』脚本家・奥寺佐渡子が「LOST10」で感じた愛される人柄【インタビュー】

ドラマ2026年10月30日

-小駒と直の掛け合いで工夫したことはありますか。  小駒と直は年齢も職業も育ちも違い、仲良くなれる要素も、バディになれる要素も全くないと思ったので、まず2人の共通点を考えました。刑事も保険調査員も、被害者や遺族が一日でも早く安心できるように … 続きを読む

桐谷健太、「聖地X」で5年ぶりの舞台に挑む 「きっといろいろな刺激を受け、新たな感覚に出会える」【インタビュー】

舞台・ミュージカル2026年10月30日

-5年前の「醉いどれ天使」以来の舞台出演となりますが、舞台にまた立ちたいという思いはずっとあったのですか。  お話をいただけるならと思っていました。ただ、役者は見てくださる方がいて、やりましょうとおっしゃっていただいてできるので、舞台に立つ … 続きを読む

page top