【インタビュー】「誰かが、見ている」佐藤二朗「三谷さんの脚本で、香取慎吾くんとがっつり絡めるのが、今回の一番の楽しみでした」

2020年9月21日 / 06:00

-今回は、同じ話を2回撮影するという方法を取ったそうですが。

 全く同じにはできないので、1回目と2回目とでは当然変わります。でも、お客さんは同じ人なので、「申し訳ないけれど、2回やって、いいところを編集して使う」というお断りを入れました。ただ、三谷さんはお客さんに、「同じ人が、同じ役で、同じせりふでやっても、こんなに変わるんだ、というのも楽しんでほしい」と言っていました。だから、わざわざ突拍子もないようなことをしなくても、同じせりふと段取りでやっても、毎回面白いんです。慎吾くんも、1回目と2回目とでは言い方が変わってくるので、「その言い方ならこう返そう」というのが、僕との間で生まれてくる。それも楽しかったです。

-最後に、ドラマの見どころと、視聴者の方へのメッセージをお願いします。

 僕は汗っかきなんですけど、今回、慎吾くんも同じだということを発見しました。毎回終わると、お客さんに向かってカーテンコールをやったのですが、ふと、顔を見合わせると、お互い汗だくで、いつも2人で笑っていました。これが普通のドラマなら、ワンカットずつ撮るので、汗は拭くわけです。ただ、今回は一連で、流して撮っているので、慎吾くんも僕も、汗がリアルに映っています。だから、みんなの緊張感や息遣い、汗などを感じていただけるのではないかと思います。

(取材・文/田中雄二)

「誰かが、見ている」香取慎吾(左)と佐藤二朗

 

  • 1
  • 2
 

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

相葉雅紀「チームメイトの障がい者の皆さんから、ものすごい熱量を感じました」黒島結菜「相葉さんは本物の野球チームの監督のようでした」実際の障がい者たちとも作り上げた奇跡の物語『4アウト ─もう一度、プレイボール─』【インタビュー】

映画2026年11月3日

-お話を伺っていると、参加した皆さんが一丸となって作り上げたすてきな現場だったことが感じられます。 相葉 原作・脚本の平山讓さんは、取材から含めて30年くらいこの作品と向き合っていますし、稲垣(壮洋)監督も何年もの時間をこの作品に費やしてい … 続きを読む

山崎育三郎「一番、自分に近い存在」 ミュージカル「ファインディング・ネバーランド」が伝える「解釈力」【インタビュー】

舞台・ミュージカル2026年10月31日

-改めて、この作品の魅力はどんなところにあると感じていますか。  僕は、生きていく中で「解釈力」が大事だなと思っています。生きているといろいろなことが起きますよね。大変な状況や苦しいこと、大失敗もある。でも、起こった事実は変えられなくても、 … 続きを読む

【映画コラム】10月の公開映画から

映画2026年10月31日

「クジラに落ちた男」(16日公開)★★★ 父を知り、父を乗り越える  巨大なマッコウクジラに丸のみにされた17歳のジェイ(オースティン・エイブラムス)が、亡き父の教えを頼りに脱出を図る。ブライアン・ダッフィールド監督が描くのは、「ピノキオ」 … 続きを読む

柳楽優弥「川栄さんと真剣に作品に向き合ってきた」川栄李奈「柳楽さんを信頼しています」共演4度目の2人が伝説的作品に挑む『RYUJI 竜二』【インタビュー】

映画2026年10月30日

-以前お話を伺った際、柳楽さんはご自身のお芝居について「以前は自分を役に寄せていくやり方をしていたが、『浅草キッド』の後からは、自分のパーソナルな部分を役に反映させて演じるようにしている」というお話をされていました。今回、竜二という役に対し … 続きを読む

横浜流星に「流星をよろしく」の声続々 『国宝』脚本家・奥寺佐渡子が「LOST10」で感じた愛される人柄【インタビュー】

ドラマ2026年10月30日

-小駒と直の掛け合いで工夫したことはありますか。  小駒と直は年齢も職業も育ちも違い、仲良くなれる要素も、バディになれる要素も全くないと思ったので、まず2人の共通点を考えました。刑事も保険調査員も、被害者や遺族が一日でも早く安心できるように … 続きを読む

page top