【インタビュー】ミュージカル「フラッシュダンス」桜井玲香 「何よりも両親がすごく喜んでくれました」

2020年7月22日 / 06:09

-昨年9月に乃木坂46を卒業後、生活面での変化はありましたか。

 今までグループに使っていた時間が、全部自分だけの時間になったので、一つ一つのことに向き合う時間は圧倒的に増えました。また自粛で外に出られなかった分、散歩をするようになったのですが、そのときに「春ってこんな感じだったんだ」とか、「空ってこんな感じだったんだな」とか、今まで全然気にすることがなかった気候の変化にも気付くようになったのは大きいです。乃木坂のときは、外で空を見ることもあまりなくて。いつの間にか暑くなって、いつの間にか寒くなって、みたいな感じでしたので…(笑)。

-女優としての今後の目標を教えてください。

 柔軟に、いろんな役や作品に対応できるような役者になりたいです。悪役でも、どんな役でもやってみたいです。年を重ね、いろんな経験を積んでから“自分の色”みたいなものが生まれるのはいいと思いますが、今の私はまだ、いろんなことを経験しなければいけない時期なので、あえて強い個性を持たずにやっていきたいです。

-最後に、ファンの方に向けてメッセージをお願いします。

 映画と違った部分も舞台で楽しんでいただけたら。何より元気をもらえる作品です。今は大変な時期で、家にいるだけでも疲れてしまうと思うので、そういう体に「フラッシュダンス」を見て、いっぱいパワーチャージをしてもらえたらと思います。

(取材・文・写真/山中京子)

 ミュージカル「フラッシュダンス」は9月12日~26日、都内・日本青年館ホール、10月3日~4日、愛知・日本特殊陶業市民会館ビレッジホール、10月8日~11日、大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティで上演予定。

公式サイト http://flashdancethemusical-jp.com/

  • 1
  • 2
 

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

二宮和也「子どもたちの映画館デビューに持ってこいの作品です」『シナぷしゅ THE MOVIE ぷしゅほっぺダンシングPARTY』【インタビュー】

映画2025年5月17日

-役作りをする上で気を付けたことはありましたか。  気を付けたことで言うと、子どもたちがメインで見るので、物語の展開もそうですけど、スピード感みたいなものは割と気を付けていました。あとは、「こうやって言ったら分かるよね」というような、押し付 … 続きを読む

【週末映画コラム】異色ホラーを2本 デミ・ムーアがそこまでやるか…『サブスタンス』/現代性を持った古典の映画化『ノスフェラトゥ』

映画2025年5月16日

『ノスフェラトゥ』(5月16日公開)  1838年。不動産業者のトーマス・ハッター(ニコラス・ホルト)は、自身の城を売却しようとしているオルロック伯爵(ビル・スカルスガルド)のもとへ向かう。  トーマスの不在中、彼の新妻エレン(リリー=ロー … 続きを読む

新原泰佑、世界初ミュージカル化「梨泰院クラス」に挑む「これは1つの総合芸術」【インタビュー】

舞台・ミュージカル2025年5月16日

-ドラマ化が大ヒットを記録したこの作品をミュージカル化することにはどのような思いがありますか。  この作品をミュージカルにするのは、すごくハードルが高いのではないかと思ったので、驚きました。ストレートプレーで上演した方が、もっとダイレクトに … 続きを読む

グレッグ・ターザン・デイビス「とにかく、ただ純粋に面白い映画を撮ることだけが、自分たちに与えられたミッションでした」『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』【インタビュー】

映画2025年5月15日

-クリストファー・マッカリー監督の印象は?  今や彼は自分のおじさんのような存在なので「マッカリーおじさん」みたいな呼び方をしていますが、自分にとっては先生ですね。彼は演出だけではなくて指導力もとても優れています。自分が恵まれていると思うの … 続きを読む

研ナオコ、認知症のおばあちゃん役で9年ぶりの映画主演「主演女優賞を狙ってます(笑)」岡﨑育之介監督「研さんの人生の奥行きがにじみ出た」『うぉっしゅ』【インタビュー】

映画2025年5月12日

ーところで本作は、研さんの9年ぶりの映画主演作だそうですね。 研 そういうことは全く頭になかったです。「何周年記念のお祝い」みたいなことがあまり好きではないんです。「何年やったからといって、何が偉いの?」と思ってしまって。自分が人間的に成長 … 続きを読む

Willfriends

page top