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役に真摯(しんし)に向き合う橋本は、「いつ辞めてもいいと思っていましたが、最近になって、おばあちゃんになってもやっている未来が見えてきました」とデビューから10年、ようやく女優として生きる決心がついたことを告白する。
その理由を「もう就職活動は無理なんじゃないかという諦めが入り口でした」とあっけらかんと話す一方、「幸せになれる何かを探し回るより、自分が今いる場所で幸せになる努力をすることが大事」と言葉に力を込める。
また、経験を重ねることで、「前は頭で考えていたけど、今は心から動いている感じがする」と芝居の変化にも言及する。そして、「演じることで見る人に何かを伝えられるなんて魅力的で素晴らしい仕事。人生楽しいかも」と声を弾ませた。
厳しい芸能界で、「思ったことを言えないし、やりたいこともできないし、たくさんのつらい経験をしてきたから、報われなければ割に合わない。その気持ちが原動力」とぶちまける姿もなんともすがすがしい。「2:8の法則」を発見した橋本は、より強く、より自由に女優として生きていくことだろう。
(取材・文・写真/錦怜那)
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