エンターテインメント・ウェブマガジン
「従来のイメージを壊す」ことが先にあるのではなく、あくまでも今現在の池端さんの中にある光秀像、信長像を描いていくことが第一です。池端さんは従来のイメージにとらわれず、資料をものすごく読み込んで準備をされています。その中には、最新の研究や新しく発見された資料も数多く含まれている。その中からつむがれる物語が、史実を基にしつつも、今までになかったオリジナルなものになる…ということです。
今までのハイビジョン撮影では、あえて映像をぼかして、フィルム的なルックにするという方向でやってきました。しかし、4Kになった今、それでは時代に逆行することになり、今回は色味をくっきり出す方向で映像を作っています。実際、戦国時代は服装もかなり派手な色使いだったという説もあるので、そういうリアリティーも取り入れ、黒澤和子さんにお願いして、色鮮やかな衣装を作っていただいています。
大河ドラマでは、日本の歴史を描いてきました。日本がどんなふうに出来上がってきたのか、その歴史の中で今がどんな時代なのか。そういう座標のようなものを、想像を交えつつエンターテインメントとして、若い方や子どもたちも含めた幅広い世代に提示する。それが、大河ドラマの意義ではないかと思っています。現在のように時代が揺れ動いている時には、特にそういうものが求められるのではないでしょうか。ただ、それにはしっかりした脚本が必要になります。今回は、池端さんが十分その期待に応えてくださっています。ぜひご期待ください。
(取材・文/井上健一)
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