【インタビュー】舞台「ピサロ」宮沢氷魚、渡辺謙との初共演に「謙さんの持つ強さや覚悟を間近で見て学んでいきたい」

2019年11月23日 / 12:00

-重厚な舞台作品への出演が続いていますが、舞台に立つことでご自身でも成長を感じていますか。

 初めて舞台に立ったときは、正直怖かったんです。それまでにも舞台をいろいろと見ていて、生のお客さんの前で、すごい量のせりふを覚えて演技をして…本当に舞台に立つ人はすごいと思っていました。超人的というか…。なので、いざ、自分がそこに立つとなったときには、不安ばかりでした。でも、いざやってみたらなんとかこなすことができた。プレッシャーも重圧もありますが、だからこそ、それを乗り越えたときに、強くなれるのかなと思います。舞台は密度が濃い時間を過ごすことができるので、役者としてすごく成長できていると思います。

-宮沢さんは映像作品でも活躍されていますが、舞台に出演することに対してはどのような思いを持っていますか。

 役者をやっていく上で、常に上を目指していきたいと思っているので、自分自身を成長させるといった意味でも、大きく成長できる舞台はこれからも続けていきたいです。舞台を終えた後は、本当に役者をやっていて良かったと思えるんです。映像はその後も残っていくものですが、舞台はそのときだけのものなので、そこに尊さを感じます。後には残りませんが、ともにした時間は今でもすべて鮮明に全部覚えています。それだけ強い思いを持ってやっているんだと思います。

-今後はどのような役者になっていきたいですか。

 役者さんたちに「宮沢氷魚と共演してみたい」と思ってもらえるような役者になりたいですし、演出家さんや監督さんに「ぜひ、宮沢氷魚でやりたい」と思ってもらえる役者になりたいです。

-最後に、改めて公演への意気込みと楽しみにされているファンの方々にメッセージを。

 本作を楽しみにしてくださっている方たちの期待に応えたいと思っています。1985年の公演とはまた違ったものになると思いますが、新しい「ピサロ」を作る気持ちでこれから稽古に挑んでいきたいと思っています。

(取材・文・写真/嶋田真己)

PARCO劇場オープニング・シリーズ PARCOプロデュース「ピサロ」

 PARCO劇場オープニング・シリーズ PARCOプロデュース「ピサロ」は、3月13日~4月20日、都内・PARCO劇場で上演。
公式サイト https://stage.parco.jp/program/pizarro/

 

  • 1
  • 2
 

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

草笛光子「老女がはちゃめちゃな、摩訶不思議な映画ですから覚悟してご覧ください(笑)」『アンジーのBARで逢いましょう』【インタビュー】

映画2025年4月3日

-松本動監督の演出について、また寺尾聰さんら共演者の印象をお願いします。  松本監督とは初めてでしたが、私の問い掛けにも親切に細かく答えてくれました。とにかく自由にやらせてもらいました。寺尾聰さんは、昭和49年のドラマ「天下のおやじ」で寺尾 … 続きを読む

門脇麦、「芝居に対してすごく熱い」田中圭と夫婦役で5度目の共演 舞台「陽気な幽霊」【インタビュー】

舞台・ミュージカル2025年4月2日

-ところで、門脇さんは映像作品でもご活躍されていますが、舞台に立たれることに対してはどのような思いがありますか。  気持ちの面では変わらないですが、舞台はカメラが寄ってくれるわけではないので、声や体の所作で伝えなければいけないと思います。映 … 続きを読む

今田美桜「『アンパンマン』のように、幅広い世代に愛される作品に」連続テレビ小説「あんぱん」いよいよスタート!【インタビュー】

ドラマ2025年4月1日

-高知県の「やなせたかし記念館 アンパンマンミュージアム」も訪問されたそうですね、  「アンパンマンミュージアム」には二度伺いました。どちらの日も親子連れでいっぱいで、改めて『アンパンマン』という作品が幅広い世代に愛されていることを知り、「 … 続きを読む

坂本昌行&増田貴久がミュージカルで初共演「笑顔になって、幸せになって帰っていただけたら」 ミュージカル「ホリデイ・イン」【インタビュー】

舞台・ミュージカル2025年4月1日

-なるほど。では、坂本さんは増田さんのテッド、増田さんは坂本さんのジムについてはどんな印象がありますか。 坂本 テッドは一見すると自分の意見を押し通して歩んでいるように見えるけれども、実は周りを自然と幸せにしたり、勇気づけたりするタイプの役 … 続きを読む

藤原竜也が挑む「マクベス」 「1日1日、壁を突破することが目標」【インタビュー】

舞台・ミュージカル2025年3月29日

-では、鋼太郎さんの演出の魅力はどこに感じていますか。  鋼太郎さんらしい的確に丁寧な演出をつけてもらえるので、われわれとしてはやりやすいです。尊敬していますし、シェークスピア作品の演出家としてこの方の右に出るものは今、日本にはいないんじゃ … 続きを読む

Willfriends

page top