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8Kスペシャルドラマ「浮世の画家」試写会が15日、東京都内で行われ、出演者の渡辺謙、広末涼子、寺田心が出席した。
本作は、カズオ・イシグロ氏の同名小説をスーパーハイビジョン(8K)で映像化。主人公は高名な初老の画家の小野(渡辺)。終戦から数年が過ぎた日本で、愛すべき娘(広末)や孫(寺田)の訪問を受けるなど、平和な日々を送っていた小野だが、あるとき次女の縁談が持ち上がり、そこから周囲の視線の変化に気付き始める。
葛藤を抱えた男を演じた渡辺は「悩みながら、楽しみながら撮影しました。やり終えて感じていることは“結局人生に答えはない”ということ。人によって感想が変わる摩訶不思議なドラマになったと思う」とアピールした。
8Kでの撮影だったが「俳優部としてやることは(これまでと)特に変わらなかった」と渡辺。“老けメーク”はあえて控えめにしたといい、「ひげと白髪を少し足したぐらい。メークをすればするほど人間が見えなくなる。人間そのものを映さないとバレてしまう。本当に生の部分を撮っていただいた」と振り返った。
また、孫役の寺田が「謙さんはリハーサルでも一つ一つのお芝居にすごく熱心ですごいと思った。僕もこういう俳優さんになりたい」と尊敬の念を口にすると、渡辺は「どこでも言っているんじゃないの?」と笑いながら突っ込みを入れた。
続けて「亡くなった(樹木)希林さんから『子役だと思ってお芝居をするとしっぺ返しを食らうよ』『甘やかすことなくやるのよ』と教えてもらった。(寺田)心はキャリアもあるけど、それだけでなく、俳優としての精神をしっかり持っているので、そこは僕も遠慮せずに楽しくやらせてもらいました」と明かした。
画家役でありながら、劇中で絵を描くシーンがなかった渡辺。「絵心があるか」と聞かれると、「全くない。一度、娘(女優の杏)に絵葉書を書いて送ったことがあるけど『これは一体何だ?』と言われたぐらい。絵を描くシーンがなくてよかった」と笑わせた。
ドラマはBS8Kで24日、NHK総合で30日、それぞれ午後9時から放送。
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