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子どもが大好きで、こういう仕事をしていると恋愛も面倒だから、早く結婚して子どもがほしい!と思っていたけど、現実的に考えると、なつの葛藤や悩みがすごく理解できるので、結婚願望がなくなりました。物心がついた頃から赤ちゃんが好きだったし、自分の家みたいな家庭を早く作りたいと願っていたけど、その思いが人生で初めてなくなりました(笑)。
やはり、千遥(清原果耶)との30年ぶりの再会です。お兄ちゃんと千遥と3人で会うことが、なつが人生で一番求めていたことだと思います。
千遥との再会のシーンはどのシーンよりも難しかったです。私自身20年しか生きていないから、“30年ぶり”は未知の世界で、2人の距離感がつかめませんでした。ずっとモヤモヤして、しっくりこないし、不思議な空気感でした。でも、役として想像できなかったことは私の力不足ですが、その戸惑いが、なつとしての戸惑いにうまくリンクした気もします。もし本当に30年ぶりに再会する家族がいたら、同じように、お互いにしっくりこないんじゃないかな…?
これまでのアニメーションも、なつのいろんな人との出会いや別れを通して生まれたものです。そして今回は、今一番大切な仲間たちと、北海道や東京にいる家族に感謝の気持ちをスレートに届けるとともに、自分が生まれた道を記す、まさになつの集大成といえます。なつは本当に運が強く、巡り合わせがよく、好きなものや人に囲まれた人生だと思います。ご覧になっている方も自分の人生と照らし合わせると、いろんなものを見つめ直したり、何かを感じてもらえる作品になっていると思います。ぜひ楽しんでください。
(取材・文/錦怜那)
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