エンターテインメント・ウェブマガジン
子どもが大好きで、こういう仕事をしていると恋愛も面倒だから、早く結婚して子どもがほしい!と思っていたけど、現実的に考えると、なつの葛藤や悩みがすごく理解できるので、結婚願望がなくなりました。物心がついた頃から赤ちゃんが好きだったし、自分の家みたいな家庭を早く作りたいと願っていたけど、その思いが人生で初めてなくなりました(笑)。
やはり、千遥(清原果耶)との30年ぶりの再会です。お兄ちゃんと千遥と3人で会うことが、なつが人生で一番求めていたことだと思います。
千遥との再会のシーンはどのシーンよりも難しかったです。私自身20年しか生きていないから、“30年ぶり”は未知の世界で、2人の距離感がつかめませんでした。ずっとモヤモヤして、しっくりこないし、不思議な空気感でした。でも、役として想像できなかったことは私の力不足ですが、その戸惑いが、なつとしての戸惑いにうまくリンクした気もします。もし本当に30年ぶりに再会する家族がいたら、同じように、お互いにしっくりこないんじゃないかな…?
これまでのアニメーションも、なつのいろんな人との出会いや別れを通して生まれたものです。そして今回は、今一番大切な仲間たちと、北海道や東京にいる家族に感謝の気持ちをスレートに届けるとともに、自分が生まれた道を記す、まさになつの集大成といえます。なつは本当に運が強く、巡り合わせがよく、好きなものや人に囲まれた人生だと思います。ご覧になっている方も自分の人生と照らし合わせると、いろんなものを見つめ直したり、何かを感じてもらえる作品になっていると思います。ぜひ楽しんでください。
(取材・文/錦怜那)
映画2025年12月5日
-戦場で、田丸が絵や漫画を描くことにどのような意味があったと思いますか。 功績係に任命された田丸には、もちろん何かを書き記すという使命感もあったでしょうが、いつ自分や仲間が命を落とすか分からない状況の中で、自分の世界の中で向き合えるものが … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年12月4日
YouTubeもNetflixもない時代、人々を夢中にさせた“物語り”の芸があった——。“たまたま”講談界に入った四代目・玉田玉秀斎(たまだ・ぎょくしゅうさい)が、知られざる一門の歴史物語をたどります。 2016年に四代目・玉田玉秀 … 続きを読む
ドラマ2025年12月1日
-雰囲気のいい現場だったようですね。 中でもしのぶさんは、「これはこういうことなのかな?」といった感じで、積極的に質問をされるんです。その上、「私、緊張しちゃう」などと、ご自身の気持ちを織り交ぜながら現場にいてくださるので、私も質問が … 続きを読む
ドラマ2025年12月1日
―確かにその通りですね(笑)。 ただ、大半は史実通りですが、(小田)新之助(井之脇海)とふく(=うつせみ/小野花梨)ととよ坊の一家、序盤に登場した蔦重の恩人の花魁・朝顔(愛希れいか)など、一部に私が創作したオリジナルキャラもいます。と … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年11月30日
今期も三谷幸喜の「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」に出演するなどドラマや映画で注目を集め、舞台やさまざまなジャンルでも活躍する富田望生。その富田が、2026年1月10日から上演する舞台「世界の終りとハードボイルド・ワンダ … 続きを読む