エンターテインメント・ウェブマガジン
周囲からは「特別な女性」と見られていましたが、前畑さん自身は、試合直前に「勝てへん!」と不安になって控え室を歩き回ったり、「この男子選手がカッコいいよね」みたいな話を女子同士で繰り広げたりする普通の女の子。そういう一面に、すごく共感できました。「こんなにすごい選手でも、プレッシャーを感じ、期待や不安を胸に秘めて戦っていたんだ」と考えたら、役に懸ける気持ちがどんどん膨れ上がって…。私自身も平泳ぎが大好きだったので、「水泳に対する気持ちがリンクすればいいな」と思い、「誰よりも水泳を愛そう」という気持ちで練習に取り組むことができました。
知っていました。祖母が水泳をやっていたので。出演が決まったことを報告したら、ものすごく喜んでくれました。祖母の世代にとって、前畑さんはものすごく輝いた女性だったようです。元々私が苦手だった水泳を始めたのも、祖母がきっかけです。水泳が得意な祖母を見て「なぜ、おばあちゃんのように泳げないんだろう」と悔しくなり、小学4年生の時から祖母と同じスイミングスクールに通わせてもらいました。おかげで今回は、いい恩返しができました。
とても楽しかったです。オリンピックのシーンは、ずっと水の中にいたので、体力的にも精神的にも大変でしたが、水泳チームの仲の良さに支えられました。あのメンバーと一緒でなかったら、乗り越えられなかったかもしれません。「『いだてん』の中で、水泳チームが一番仲がいい」と言われるくらい絆が深まったので、撮影が終わっても、ずっとこの関係が続いていったらいいな…と思っています。
(取材・文/井上健一)
舞台・ミュージカル2025年7月18日
-「違和感を持ち帰ってほしい」ということですが、今の世の中、「分からないもの」は何かと切り捨てられがちです。その点については、どのようにお考えでしょうか。 まず、僕自身は分からないものを提示しているつもりはありません。だから、その人の中で … 続きを読む
映画2025年7月18日
『「桐島です」』(4日公開) 1970年代に起こった連続企業爆破事件の指名手配犯で、約半世紀におよぶ逃亡生活の末に病死した桐島聡の人生を高橋伴明監督が映画化。 桐島が逃亡中に何を考えどういう生活を送っていたのかは想像するしかない。だから … 続きを読む
イベント2025年7月14日
-先ほどグルメの話がちょっと出ましたが、台湾で撮影中の思い出とかエピソードがあれば。 台湾におじゃまさせていただいたのは、映画『テルマエ・ロマエ』の撮影以来2回目だったんですが、とにかくスタッフのみなさんと和気あいあい撮影が … 続きを読む
映画2025年7月11日
-最初に35ミリフィルムで撮ったというテロップが出ますが、画面の色遣いや音楽の使い方を見ていると、70年代のニューシネマのような雰囲気があると思いましたが、そういう狙いはあったのでしょうか。 その通りです。ただ、それはアメリカ映画に限った … 続きを読む
映画2025年7月10日
-2度の災害を経験して行き場のない怒りを抱いている山本が、ボランティアの若者と出会って心が解けていって笑顔を浮かべる場面が印象的でしたが、若者役の小林虎之介さんとの絡みはいかがでしたか。 僕は若い人と芝居をするのがすごくうれしいんです。今 … 続きを読む