エンターテインメント・ウェブマガジン
今宮の根底にあるのは、敵・味方関係なく「人間として、相手とどう接するか」という考え。例えば、詐欺の被害に遭ったおばあちゃんに話を聞きに行くときも、「話を聞く対象」ではなく、きちんと「1人の人間」という姿勢で向き合う。だから、お宅に伺ったときは、出されたお菓子をおいしくいただく一方で、犯人を捕まえられない申し訳なさから、座布団には座らなかったり…。そういう、人間としての芯の部分については、監督がものすごくこだわっていました。加地くんにも、それと同じように接しているんだろうなと。ただ、本人は自覚していませんが、今宮がそう考えるのには、きちんと理由があります。それも、次第に明らかになっていきます。
「怖い」の一言です。正解を持ってやっていなかったので、お任せするしかなくて…。ただ、西谷監督をはじめ、スタッフ、キャスト全員が安達さんの脚本を信頼していたので、それに沿ってやっていれば、絶対に間違いはないだろうと。後は視聴者の皆さんに委ねるしかないので、ぜひ感想を聞かせてほしいです。
この物語は、実際に起きた事件を基に、綿密な下調べと、協力してくださった記者の皆さんや、警察関係の方々のお話があって出来上がっています。大げさなドラマだと思わず、隣にある話だと思って見ていただけたら。ドラマとしても、展開がスピーディーで内容も濃いので、毎回、ジェットコースターに乗っているみたいにあっという間です。ぜひ楽しんでください。
(取材・文/井上健一)
ドラマ2025年8月16日
-そんな魅力的な蔦重を演じる横浜流星さんの座長ぶりはいかがでしょうか。 横浜さんは、蔦重さんをどう演じるか、常に誠実に真面目に考えていらっしゃいます。そういう空気がスタッフやキャストにも伝播し、しっかり取り組もうという空気感が現場全体に生 … 続きを読む
映画2025年8月15日
-ネプトゥーヌス国王役の三宅さんはいかがでしょうか。人魚という設定の上に、娘と接するときと、それ以外では雰囲気がだいぶ違いますが。 三宅 ネプトゥーヌス国王は、「屈強で、威厳があり、でも娘に甘い」。最初にその3つのファクターを大事に、と伺い … 続きを読む
映画2025年8月14日
-リアム・ヘムズワースとラッセル・クロウを演出してみていかがでした。 2人とも自分が演じるキャラクターを見いだすための努力を惜しまず、そのキャラクターの中にある真実や誠実さを見つけてくれます。さらにそのキャラクターにエンタメ性や楽しさも持 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年8月14日
YouTubeもNetflixもない時代、人々を夢中にさせた“物語り”の芸があった——。“たまたま”講談界に入った四代目・玉田玉秀斎(たまだ・ぎょくしゅうさい)が、知られざる一門の歴史物語をたどります。 ▼みなさん、こんにちは 日本の伝 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年8月11日
-本作はドラマ制作の現場が舞台の物語で、いとうさんはドラマ主演俳優の癖のあるマネジャー役です。 いとう 役者さんのマネジャーさんについて正直知らないこともありますが、ある意味役者をよく見せたい、役者の魅力を伝えたいという芯は想像できます。た … 続きを読む