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日本歯科医師会の全面協力のもと、歯科医療の現場を舞台に、歯科技工士・大地ら若者たちの成長を描いた青春映画『笑顔の向こうに』(15日公開)。主演として初の医療作品に携わった高杉真宙が、作品に込めた思いや撮影時の様子、同作を通して見つけた新しい自分を語ってくれた。

歯科技工士を演じた高杉真宙
「歯科技工士」というものを初めて知ったので、まずはどういう職業なのか調べるところから始まりました。
動画を見たり、ネットで調べたり、現場では歯科技工士の方に指導していただいたり、かなり濃厚な時間を過ごさせてもらいました。“慣れ”は絶対にスクリーンに映るので、時間があれば器具に触れていました。でも、黙々とする作業は嫌いではないので楽しかったです。
普通の役はすごく好きなので、難しいというより楽しいです。もちろん、特殊な役も面白いですけど、最初から変わっている人よりも、周りの影響を受けて徐々に変わっていく過程を演じるところにやりがいを感じます。今回は、若さゆえの独りよがりなところが目立つ大地が、幼なじみで歯科衛生士の真夏(安田聖愛)をはじめとした仕事関係の人や、おばあちゃん(松原智恵子)たち家族と接する中で変わっていくので、その心の機微を意識して演じました。
大地に共感する部分があまりなく、彼自身を理解できないところがあったので、お互いの気持ちを繋ぐことが大変でした。だから、「大地はこういう子だからこういうことをする」と台本にはない部分も想像して、納得して、大地に寄り添っていきました。
安田さんとは高校の同級生ですが、同級生と共演するとこんなに気恥ずかしいんだ…と思い知らされました(笑)。真夏と大地の間には恋愛の要素も入ってくるので余計に恥ずかしかったです。
初めてご一緒する方々ばかりでずっと緊張していましたが、先輩方の存在だけでも心強く、寄りかかってもいいんだ…という安心感もありました。特に共演シーンが多かった松原さんは温和ですてきな方で、そんな松原さん演じるおばあちゃんの孫だから、大地はあんな風に変われたんだな…と思えました。松原さんとおばあちゃんがリンクして、僕も大地もそれに導かれたような気がしました。
映画祭には出席できなかったので、日本でマネジャーさんから電話連絡を受けましたが、その時は舞台の公演終わりで燃え尽きていたので、「あ、そうですか」とあっさり返してしまいました(笑)。でも後日、トロフィーを持たせてもらうと、重さと共に喜びを実感しました。公開前にいいスタートを切れてよかったです。
英語が話せるようになればな…というくらいの夢なら持っています(笑)。以前、関西弁を話す役を演じた時に、方言というだけで感情移入することが難しくて、とても不自由だったので、外国語になるとより厳しいと思います。なので、まずは日本でちゃんと役者としてのスキルを身に付けたいです。
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