【インタビュー】舞台「渦が森団地の眠れない子たち」鈴木亮平「竜也くんと2人で好き放題に遊びたい」

2019年9月2日 / 12:00

 藤原竜也と鈴木亮平の同級生コンビがダブル主演で小学生役を演じることで話題となっている舞台、Sky presents「渦が森団地の眠れない子たち」。2人は同じ団地に住み、竹馬の友のように仲が良かったが、ささいなことから関係が崩れて次第に団地での王座を争うようになるという、全く新しい“団地大河ドラマ”が作・演出の蓬莱竜太によって生み出される。今回は、主演したNHK大河ドラマ「西郷どん」を終えた鈴木に、ビジュアル撮影の思い出や、舞台への意気込みなどを語ってもらった。

鈴木亮平

-『HK 変態仮面』の肉体美を見せる変態仮面、『俺物語!!』の巨漢の高校生役、「天皇の料理番」では病人と、体重を増減させるなど役作りに定評のある鈴木さんですが、小学生役をオファーされたときはどんな心境でしたか。

 何だか分からないですけど、ちょっと変わった役を頂くことが多いので、そんなに驚きはしませんでした(笑)。小学生だったことは当然あるし、戻ればいいかなという感じです(笑)。本当に小学生っぽくやるのか、それとも大人な感じで言っていることが小学生となるのかまだ分からないので、今から何か考えても…という感じです(笑)。基本的には蓬莱さんの話を聞いて準備しようと思います。

-ビジュアルでは藤原さんとともに小学生らしさが全開ですね。

 「この服を着て、楽しい感じでお願いします」と言われて、小学生の頃を思い出してビジュアル撮影に臨みました。だけど、こういう楽しげな作品になるとは思えないんです。だから撮影中も、竜也くんと「こういう作品じゃないんじゃないの?」と話していたんです(笑)。生々しい小学生の無邪気さの奥にある力関係とか、それぞれのコンプレックスとか、悩みというのがあって、言葉の暴力や身体的な暴力がある作品になるんじゃないでしょうか。

-藤原さんとは舞台「按針 ANJIN イングリッシュ・サムライ」以来、10年ぶりの共演になります。

 僕にしては、ついこないだの感じですが…。そのとき時は竜也くんが主演で、僕は脇役だったので、ガッツリと組ませてもらうのは本作が初めてなので光栄です。ビジュアル撮影時の竜也くんは変わらず無邪気でした(笑)。団地の王様という感じでまんまなんです。同い年ですが竜也くんのほうが先輩ですし、竜也くんがリーダーで僕がその横に付いているという設定に自然に入っていけそうだなと感じました。

-蓬莱さんと藤原さんとで食事会をされたそうですが、どんなことを話しましたか。

 蓬莱さんから小学生時代の話を聞かせてくれと言われていろいろ話しました。だけど、竜也くんが実際に住んでいた団地のエピソードが面白過ぎて、いかに自分が普通の小学生時代を送っていたかっていうのを突きつけられました(笑)。

-そのエピソードがどんなふうに舞台に反映されるか楽しみです。

 僕らの普段からの関係性や、竜也くんの団地のエピソードは入ってくるんじゃないでしょうか。それと、蓬莱さんと僕は地元が関西で近くなんです。本作は蓬莱さんが住んでいた団地の話を基にしていると思うんですけど、プロットでは阪神・淡路大震災後の話になっていて、僕は震災のときにちょうど小学5年生でしたので、共有できる設定になると思います。

-「西郷どん」を終えて、演技面での変化はありましたか。

 どんな台本が来ても、どんな現場の状況になっても、あまり動揺しなくなりました。ドラマの現場ではいろいろなことがありますから、変な落ち着きが出るようになりました(笑)。どういう演出をされても、「どうしよう…。それはどうやったらいいのかな…」みたいなことはなくなりました。人間的な経験としての引き出しができたと思うので、少しは表現が深まったかなと思います。

-2017年の「トロイ戦争は起こらない」以来の舞台となりますが、2年間の経験をどう舞台に反映させていこうと考えていますか?

  やはり1番大きかったのは大河ドラマを最後までやれたということなので、以前に舞台を見に来てくれたお客さまには成長を見せたい、見せなければいけないという使命感はあります。大河ドラマの主役というものを経験した人間がやるレベルの芝居をお見せしないといけないので、そこが最低ラインだとは思います。

-小学生時代はどんな少年でしたか。

 お調子者で、やかましかったです。関西なので、みんなが笑いを取りたがるんです。笑いをたくさん取るのが偉いみたいな感じがあるので、面白いか、面白くないかは置いておいて、笑いをたくさん取ろうとしていました(笑)。今はちょっと大人になって落ち着きました。

 
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