エンターテインメント・ウェブマガジン
戦災孤児の奥原なつ(広瀬すず)に人生を生き抜くすべを教える、柴田家の祖父・泰樹を演じる草刈正雄。強い精神で北海道開拓に挑み、偏屈で頑固ながらも、深い愛も持つキャラクターは、NHK大河ドラマ「真田丸」(16)で演じた、真田幸村の偉大な父であり天才武将の真田昌幸をほうふつとさせ、自身も「昌幸のつもりでやっています」とあっけらかんと話す。初のおじいちゃん役に感慨をにじませる草刈に、役に込めた思い、撮影時のエピソードなどを聞いた。
うれしかったです。じじいの役が初めてなので、こういう年になったか…と感じながら、究極の頑固じじいを楽しもうと思いました、でも一番うれしかったのは、演出家やスタッフの半分ぐらいが“真田”で一緒だったし、大森(寿美男)さんの脚本を読んだときに、真田の雰囲気があったことです。泰樹は昌幸の生まれ変わりじゃん、楽しそうだな!と小躍りして喜びました。真田で言っていたせりふも時々入っていますよ。
演出家からの注文は全くないけど、僕は昌幸のつもりでやっています(笑)。脚本を読むと、作品を越えた昌幸に対する愛情が感じられてうれしいです。役者冥利(みょうり)に尽きます。
大森さんの狙いですよね。高畑さんとは気心が知れた仲でもあるので、安心し切って、楽しくやっています。でも、脚本にしっかりとした会話劇が出来上がっているし、方言もあるから、アドリブは入れてないんですよ。
そういう役回りがくるようになりましたね。大事な役を頂きました。また、せりふがいちいちいいんですよ。僕も年を取って泣き虫になったから、胸にきて、すぐに涙ぐんじゃいます。だからこそ、余計なことを考えずに素直に表していきたいです。
撮影に入る前に十勝開拓者である依田勉三さんのドキュメンタリー番組を見ました。ほとんどの人が諦めて故郷に帰る中、勉三さんの一団は粘り強く開墾を続け、礎を築きました。それぐらい開拓は本当に大変なことなので、とてつもない頑張りと諦めない精神を感じました。なつが上京して漫画映画に関わるのも開拓精神ですよね。泰樹から開拓魂を受け継いでいるので、「諦めるなよ」という思いを込めて演じています。
僕はイジイジしてどうしようもない真逆の人間です。泰樹はスケールが大きくて憧れるし、そういう自分とかけ離れた役を演じることは面白いです。そういえば、昌幸も豪快でしたね(笑)。
馬車に乗ったり馬と触れ合ったりするのは楽しいけど、牛の搾乳は難しかったです。すずちゃんとか女性の方がうまくて、僕や小林(隆/柴田牧場の従業員・戸村悠吉役)くんは、できるようになるまで時間がかかりました。お乳を出せるようになっても、今度はコントロールがうまくいかなくて、なかなかバケツにきれいに入らなくて苦労しました。
ドラマ2025年8月31日
NHKで好評放送中の大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」。“江戸のメディア王”と呼ばれた“蔦重”こと蔦屋重三郎(横浜流星)の波乱万丈の生涯を描く物語は、快調に進行中。8月31日放送の第33回「打壊演太女功徳(うちこわしえんためのくどく … 続きを読む
映画2025年8月29日
九龍城砦の不動産屋で働く鯨井令子(吉岡里帆)は、先輩社員の工藤発(水上恒司)に恋をしている。そんな中、令子は工藤の恋人と間違われ、しかも令子が見つけた写真に写っていた工藤の婚約者は自分とうり二つだった…。TVアニメ化もされた眉月じゅんの人 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年8月28日
YouTubeもNetflixもない時代、人々を夢中にさせた“物語り”の芸があった——。“たまたま”講談界に入った四代目・玉田玉秀斎(たまだ・ぎょくしゅうさい)が、知られざる一門の歴史物語をたどります。 ▼講談は落ちない 「今日の話はオ … 続きを読む
映画2025年8月26日
海辺の街に暮らす14歳の美術部員と仲間たちに起きたちょっと不思議なひと夏の出来事を小豆島でのロケで描く、横浜聡子監督の『海辺へ行く道』が8月29日から全国公開される。本作で主人公の高校生・奏介を演じた原田琥之佑に話を聞いた。 -最初に脚本 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年8月26日
シリーズ累計500万部を突破する、東川篤哉による大ヒット小説「謎解きはディナーのあとで」が、舞台オリジナルストーリーで音楽劇として上演される。原作は、毒舌執事とお嬢様刑事が繰り広げる軽快なやりとりと本格的な謎解きが話題となり、2011年に … 続きを読む