【インタビュー】「賭ケグルイ」浜辺美波「自分のテンションがこんなに上がるんだということを、この作品で初めて知りました」

2019年4月1日 / 17:10

 2018年に好評を博したテレビドラマ「賭ケグルイ」が帰ってくる。しかも今回は、テレビドラマ版season2(3月31日からMBS/TBSほかで放送中)と、映画版『映画 賭ケグルイ』(5月3日全国ロードショー)の豪華2本立て。シリーズ累計500万部突破の人気コミックを原作にした本作は、ギャンブルの勝ち負けで全てが決まる私立百花王学園を舞台に、弱肉強食の勝負を繰り広げる生徒たちの戦いを描いた手に汗握るエンターテインメントだ。テレビドラマ版season1から引き続き、主人公・蛇喰夢子を演じる浜辺美波に、season2および映画版の見どころ、女優としての成長について聞いた。

(C)2019 河本ほむら・尚村透/SQUARE ENIX・ドラマ「賭ケグルイ2」製作委員会・MBS

-テレビドラマ版season2の放送と映画版の公開が連続しますが、続編が決まったときのお気持ちは?

 season1の時から、「2があればいいね」という話をみんなでしていたんです。漫画の中で好きな話もたくさんあって、「こうやれたらいいね」、「こういう話もあるね」と話していたので、続編が決まってすごく楽しみでした。

-season2の見どころは?

 やっぱり、season1のときから楽しみにしてくださる方の多かった夢見弖ユメミ(松村沙友理)ちゃんとのアイドル対決です。原作を再現しつつ、みんなで大暴れしています。歌って、踊って、頑張りました(笑)。原作ファンの方にも楽しんでいただける内容になったと思うので、ぜひ期待してください。

-season2から、新しく池田エライザさんが生徒会長役で登場します。池田さんが演じると分かったときのお気持ちは?

 池田さんとは以前、他の仕事でご一緒したことがあったんです。だから今回、生徒会長役に決まったと知ったときは、ぴったりだと思いました。すぐに「ご一緒できてうれしいです」と連絡しました。

-池田さんが演じる生徒会長の印象は?

 ものすごく威厳があります。目を合わせたまま、お互いほとんど動かずに座って対面するシーンは、とても緊張しました。目を離すことのできない、引き込まれるような雰囲気があって…。でも、カメラが回っていない時はすてきなお姉さんです。体調管理をしっかりされている方なので、いろいろ相談に乗ってもらいました(笑)。

-続いて、映画版の見どころをお聞かせください。

 season2では漫画の続きを映像化していますが、映画版は完全にオリジナルストーリーで、独自のキャラクターも登場します。全編を通した大勝負が繰り広げられる点も、ドラマ版とは大きく違います。演じる上では、初めてカッコいいセットを組んだので、テンションが上がりました(笑)。

-セットは、2階席まである大きなものですね。

 そうです。2階には生徒会の人たちが座りますが、下で必死に賭けをやっている私たちを見た池田さんが「金魚鉢みたい」と言っていたのが、すごく印象的で…。高いところから人を見降ろすと、そういう感じになるんだな…と。生徒会長の考え方を知ることができてとても衝撃的でしたが、その言葉に「賭ケグルイ」的な世界観を感じて、納得するような気持ちにもなりました。

-作品全体を振り返って、ギャンブル狂である夢子の役作りはどのようにされましたか。

 現実にはいないとても二次元的なキャラクターなので、最初にお話を伺ったとき、どう演じればいいのか、すごく迷いました。でも、監督から「ギリギリ、コスプレにならないぐらい」と聞いて、キャラクターとしてはちゃんと作っていいんだなと思いました。ギャンブルに対する夢子の本気をきちんと貫けば、見られるものになるんじゃないかと。それでも、最初は怖かったですけれど…。

-その怖さはどうやって克服しましたか。

 矢本(悠馬/木渡潤役)さんや森川(葵/早乙女芽亜里役)さん、高杉(真宙/鈴井涼太役)さんたちと初めて本読みをしたとき、皆さんがものすごくテンションを上げたお芝居をなさっていたんです。おかげで、「このテンションでやるんだ」ということが分かったので、そこが目印になりました。今でも、それが夢子を演じる基礎になっています。

-賭けのときに気持ちが高揚する、いわゆる“賭け狂う”シーンは夢子のキャラクターを象徴する場面ですが、どんなふうに気持ちを作っているのでしょうか。

 “賭け狂い”のシーンは毎回、自分の中でも戦いです。撮影期間中は「あと何日で“賭け狂い”のシーンだ…」と、ずっと考えていますし、前日はものすごく緊張します。当日は、テストの段階からじわじわと…という感じで。本番にならないとどうなるか分からない部分もありますが、その分、段取りやリハーサルに時間をかけて調整します。共演者の皆さんも同じようにテンションを上げていくので、私も皆さんを信用して、全力を出すことを心掛けて…。

 
  • 1
  • 2

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

千葉雄大、「映像の人」「舞台の人」という「垣根をなくしたい」 友近と挑む二人芝居・リーディングドラマ「老害の人」【インタビュー】

舞台・ミュージカル2026年4月25日

 内館牧子によるベストセラー小説『老害の人』が、リーディングドラマとして舞台化される。出演者は、友近と千葉雄大の二人だけ。登場人物のすべてを、二人が自在に演じ分ける。  物語の主人公は、小さな玩具屋を大企業に育てた元社長の福太郎。老いてなお … 続きを読む

小手伸也、「映像ではテンションの7割しか出していない」 リミッターを解除して臨む舞台初主演作「コテンペスト」

舞台・ミュージカル2026年4月25日

 小手伸也が舞台初主演を務める「俺もそろそろシェイクスピア シリーズ『コテンペスト』」が、6月27日から上演される。公演に先立ち、小手が取材に応じ、本作への思いを語った。  本作は、シェイクスピアの最後の作品「テンペスト」の設定を現代に置き … 続きを読む

【映画コラム】4月後半公開の映画から『人はなぜラブレターを書くのか』『今日からぼくが村の映画館』『ソング・サング・ブルー』

映画2026年4月24日

『人はなぜラブレターを書くのか』(4月17日公開)  2024年、千葉県香取市で定食屋を営む寺田ナズナ(綾瀬はるか)は、ある青年に宛てて手紙を書く。  24年前、当時17歳だったナズナ(當真あみ)は、いつも同じ電車で見かける高校生の富久信介 … 続きを読む

小林虎之介「名前と同じ『虎』の字が入った役名に、ご縁を感じています」連続テレビ小説初出演で、主人公の幼なじみを好演中【連続テレビ小説「風、薫る」インタビュー】

ドラマ2026年4月23日

 NHKで好評放送中の連続テレビ小説「風、薫る」。田中ひかるの著書『明治のナイチンゲール 大関和物語』を原案に、明治時代、当時まだ知られていなかった看護の世界に飛び込んだ一ノ瀬りん(見上愛)と大家直美(上坂樹里)という2人のナースの冒険物語 … 続きを読む

浦井健治が演じる童磨がついに本格参戦!「童磨を本当に愛し抜いて演じられたら」舞台「鬼滅の刃」其ノ陸 柱稽古・無限城 突入【インタビュー】

舞台・ミュージカル2026年4月23日

 舞台「鬼滅の刃」其ノ陸 柱稽古・無限城 突入が6月13日から上演される。原作漫画「鬼滅の刃」はコミックスの全世界累計発行部数が2億2000万部を突破。その大人気作品の舞台化で、シリーズ6作目となる本作では、柱稽古、そして無限城の戦いを描く … 続きを読む

page top