エンターテインメント・ウェブマガジン
あのイングリッシュ・コンサーティナーの演奏は、とても難しかったです。鍵盤ではなく、ボタンで音を出すため、その位置を体が覚えるまで練習しなければならなかったので…。練習期間も1カ月ぐらいしかなく、指が筋肉痛になりました(笑)。フランス語で歌も歌うので、撮影の前日は緊張して眠れませんでした。ただ、先生に聞いてみたら、日本中で演奏できる人は10人ぐらいしかいないとか。おかげで僕が11人目になることができました(笑)。
最終回でもイングリッシュ・コンサーティナーを弾く場面があります。戦いの中で唯一、救いになるのが音楽。その音楽で癒やされる人もいるので、「きちんとやらなければ」という責任を感じながら演奏しました。
とても貴重な経験をさせていただきました。1年でどんなものが見えてくるのか、最初は全く分からなかったのですが、素晴らしい先輩役者の方々の、現場での姿をたくさん目にすることができました。亮平さんのストイックな姿勢や、常に工夫を怠らない有起哉さんからも多くのことを学びました。僕自身、最初の頃はいろいろ考えないとお芝居ができなかったのですが、1年続けていたら、考えなくても体が勝手に動くことを実感して驚いています。この経験を今後、どう生かしていけるのか、自分でも楽しみです。
(取材・文/井上健一)
映画2025年9月12日
-ルンメイさん、夫・賢治役の西島秀俊さんの印象はいかがでしたか。 ルンメイ 今回西島さんと一緒にお仕事ができたことはとても光栄でした。西島さんは経験豊かな方なので、私は現場でとても安心して演技をすることができました。西島さんがいろんなエネル … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年9月12日
YouTubeもNetflixもない時代、人々を夢中にさせた“物語り”の芸があった——。“たまたま”講談界に入った四代目・玉田玉秀斎(たまだ・ぎょくしゅうさい)が、知られざる一門の歴史物語をたどります。 ▼無鉄砲小僧、恐れを知らぬ行動力 … 続きを読む
ドラマ2025年9月12日
-小学生の頃、絵画教室に通われていたそうですが、演じる上で役立った部分はありますか。 僕は子どもの頃から、絵画教室に通ったり、自宅では粘土で架空のモンスターを作ったりしていました。そういう創作を楽しむ部分は、嵩に通じるものがありました。前 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年9月11日
-なるほど。そうして前に進んだ先に、どんな未来をイメージしていますか。 先のことはあまり考えていないです。友達たちが家を建てたり、子どもが生まれたりしているのを見ると、そうした未来を自分が持ったらどうなるんだろうなと考えることはありますが … 続きを読む
映画2025年9月9日
-年を取ってからの悦子を見て、いろいろとふに落ちたところがあったと聞きましたが。 そうですね。羊さんの悦子さんを通して見ると、被爆体験にはこういう形もあるのかという痛みを突きつけられるような感じがしました。多分、人それぞれに見え方や感じ方 … 続きを読む