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アウトローな弁護士・美帆と、火事の映像をネットにアップしたことで炎上し、彼女に助けを求める主婦・朋美が世間に立ち向かいながら、やがて固い絆で結ばれていく姿を描いたヒューマンドラマ「炎上弁護人」。本作で主人公・美帆役を演じる真木よう子が、初の弁護士役に挑戦する思いや、世間を騒がせるSNSの炎上など、ネット社会に抱く素直な気持ちを語ってくれた。
今はSNSで事件が発覚して炎上することが多いので、一般の方でも身を正して生きていかなければいけない世の中になったと思います。だから、この題材は注目を浴びるだろうし、共感を得られる面白いドラマになる気がしました。
専門用語とかが難しそうだなぁと、ずっと避けていた弁護士役がついにきたか…という感じです。やりたくないなぁと思いましたが(笑)、話を聞いたらお堅い弁護士ではないということでやらせていただくことにしました。
以前は大手の事務所で企業のリスクマネジメントを担当するやり手の弁護士でしたが、ある炎上案件をめぐり、人間関係のこじれなどもあって辞めて、今はネットをめぐる案件を主に担当しています。とても正義感の強い女性です。
私も正義感は強い方だと思っているので、演じやすかったです。
最初は、ネットの世界は嫉妬と悪意に満ちあふれたえたいの知れない人ばかりいるんでしょと思っている美帆と、ネットの世界にどっぷりはまっている朋美が対立しますが、美帆が朋美を身をていして守ったり、朋美も自分のことをいろいろと話したりしているうちに、だんだんバディものになっていきます。そういうこともあって、美帆にとって朋美はただの依頼人ではなく、面倒な妹みたいに接するようなせりふ回しを心掛けました。
ものすごい数の記者に囲まれるシーンで、マイクが目の前にぶわっと出てくるのですが、昼のワイドショーでよく見る、悪いことをしたお偉方がやられているみたいで、実際にあったらすっごいイヤだなぁと思いました。逃げ場がないですからね。迫られる怖さというか、新しい気持ちを感じさせられました。
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